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ゲーム株を買っている人は、バイオ株も投資対象にできる

   

ゲーム株とバイオ株には類似点がたくさんある!?

最近、バイオ銘柄の決算説明資料を読んで、バイオ銘柄について調べていますが、バイオ銘柄はゲーム銘柄と似ている点がたくさんあることに気づいたので、そのことを書こうと思います。

具体的には、下記の点が似ていると思います。

  • 売上にいたるまで、決まったイベントがある
  • 当たると大きい

それでは具体的に説明していきます。

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売上にいたるまでのプロセス

ゲーム企業がゲームを実際に出すまでについては、多くの方がご存知かと思いますが、下記のようなプロセスをたどります。※ここでいうゲームはアプリを念頭においています。

 

ゲーム売上までのプロセス

まずは、こういうゲームを作ります、とか作っていますという告知があります。場合によってはここで一相場あります。

次に事前登録を募ります。ここでは事前登録者が何人くらいいるかが注目されます。※事前登録はやらないこともあります。

そして、リリース。まずは無料ダウンロードランキングが注目されて、次に売上ランキングに視線が集まります。売上ランキングから、大まかな売上を推測できるので、時価総額が小さい企業の場合、ここで株価は大きく動きます。

次に損益計算書に売上が載ります。

他には、ダウンロード数や海外展開などが発表されることもあります。

これらのプロセスを契機にして、ゲーム銘柄は大きく株価が動きます。

次はバイオ銘柄のプロセスを見てみましょう。

まずは、青い画像のプロセスを経て、

バイオ銘柄売上までのプロセス

黒い画像のプロセスをたどります。
バイオ銘柄売上までのプロセス

まずはパイプラインが投資家に示されます。パイプラインというのは、開発中の薬のことですね。特殊な技術を開発している場合は、特許を取得します。

次に非臨床試験を行います。動物に薬を投与したりして効き目を確かめます。中外製薬のウェブサイトを参考にしていますが、この非臨床試験で3~5年かかるようです。

次に、実際に人に薬を投与する試験を行う臨床試験が始まります。臨床試験には、3~7年かかるようです。フェイズ3に行くまでに、大手製薬会社にライセンスアウト(導出)をします。導出後は、開発が進むごとにマイルストン収入が入り、販売されるとロイヤリティが入ります。

フェイズ3が終わると、承認申請と承認を経ます。ここまで終えて、ようやく販売開始です。薬の売上高が重要になってきますが、提携先の大手製薬会社の決算資料などから売上高がわかることが多いようです。

売上高に応じて、大手製薬会社から受け取ったロイヤリティが損益計算書に載ります。

これらの各種プロセスが、株価を上下させるイベントとなります。

ゲームも薬も当たると大きい

ゲームも薬も当たると大きいです。ゲームで国内売上1位をとれれば、月商100億円になります。薬も、ものによっては、毎年1兆円の売上となるものもあります。10%のロイヤリティを得ることができれば、1,000億円の収入になります。

pills

ゲーム銘柄とバイオ銘柄の違い

ゲーム銘柄とバイオ銘柄の類似点を挙げてきましたが、もちろん違いもあります。

  • スタートから売上までの期間が違う
  • 完成(売上)に到達するまでの確率が違う
  • 商品が売れ続ける期間が違う(特許の有無)
  • 市場規模のわかりやすさが違う

上図を比べていただければわかるように、ゲームは立ち上げから販売まで1~2年で済みますが、薬は、研究の立ち上げから販売まで10年はかかります。なので、バイオ銘柄は結果がでるまでに長い期間を待つことになります。

また、ゲームは、立ち上げた後、ほとんどが販売に至ります。まれに、開発を途中でやめてしまうことがありますが、たいはんは完成までこぎつけます。

一方、薬は、完成・販売まで到達する確率は高くないです。この記事によると、臨床試験まで行った薬が販売にまでたどり着ける確率は約12%だそうです。

また、薬の特許は実質10年程度で切れます。ゲームの場合は、今後を見てみないとわかりませんが、あまり売れないものだと1~2年で飽きられてしまいます。

ゲームを国内で出す場合は、大まかな市場規模がわかるかと思います。男性向けゲームが大ヒットすれば、月商100億円程度です。薬の場合は、企業が開示していない場合、市場規模がどれくらいか素人にはわかりにくいです。

バイオ銘柄も丹念に資料を読めば、文系でもファンダメンタル投資ができる

ゲーム銘柄とバイオ銘柄について、類似点と相違点を挙げてきました。

一般に、ゲーム銘柄は普段の生活でなじみが深いことから投資しやすく、バイオ銘柄は理系の用語が出てきてわかりにくく投資しにくいのではないかと思います。しかし、バイオ銘柄も決算説明資料を丁寧に作っている企業の場合、将来の売上やEPSを大まかに計算できますし、企業によっては、中期計画に具体的な売上や利益の目標を書いています。

難しい用語にはこだわらず、薬の市場規模や開発がどこまで進んでいるかなどに注意して資料を読むとバイオ銘柄もファンダメンタル投資の対象になると思います。

また、新薬の開発プロセスを理解しておくと、次に起こるイベントを予想でき、ゲーム銘柄に対してと同じように、イベントドリブンも可能です。

ゲーム株を買っている人は、バイオ株も似たような感じで投資対象にできると思いますので試してみてください。

 - エッセイ

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