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死にそうな人のための(相続対策としての)株式入門

   

資産を株に変えておくと相続税が安くなる?

2015年11月、一つのニュースが投資家界隈を駆け巡りました。それは、株式の相続税評価額が、現行の100%から70%になるかもしれないというものです。

現在、被相続人が株式を保有していた場合、被相続人が死亡した日の終値で株式が相続財産として評価されていますが、これが、

被相続人が死亡した日の終値×70%

になるかもしれないそうで、順調にいけば2016年に実現します。

この記事では、上記の制度が成立すると仮定して、近いうちに被相続人になりそうな人、つまり死期が近い人向けにどんな株を買ったらいいかを提案してみます。

※ただし、この記事を真に受けて損をしても、筆者は補償いたしませんのでご注意ください。

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相続税の基礎

まずは、相続税がどんな場合に発生するか、簡単におさらいしてみます。相続税は下記の場合に発生します(2015年時点)。

財産-基礎控除(3,000万人+法定相続人の数×600万円)>0

ここでいう財産は、現預金、有価証券、不動産、宝石、債権など金銭として評価できる財産をいいます。法定相続人についてはこちらのサイトが詳しいのでご参照ください。

相続税の税率は、10%から55%となっています。詳しくはこちらを参照ください。

相続税額のシュミレーション

仮に、あなたが株式を1億円持っていて死亡し、子ども一人が相続することになったとしましょう。

相続税は下記のようになります。※相続税の計算方法についてはこちらのサイトを参照しました。

{1億円-基礎控除(3,000万円+600万円)}=6,300万円(課税される遺産の総額)

6,300万円×30%-700万円=1,190万円(相続税額)

しかし、株式の評価額が70%になると、

{1億円×70%-基礎控除(3,000万円+600万円)}=3,400万円(課税される遺産の総額)

3,400万円×20%-200万円=480万円(相続税額)

と、かなり相続税が減少します。なので、相続税が発生しそうな人は、財産を株式に変えておくと、遺族に残すことができる資産が増える可能性があります

ではどんな株を買っておけばいいのか?

では、相続に対する対策として、どんな株式を買っておけばいいのでしょうか?

1.資産を株式にすると相続税が発生しなくなる場合

資産を株式にすると、相続税が発生しなくなる場合があると思います。相続人が子ども一人で、現在の資産が5,000万円の場合、この5,000万円が銀行預金でしたら、

5,000万円ー基礎控除(3,000万円+600万円)=1,400万円>0

なので、相続税が発生しますが、預金を株式に変えると

5,000万円×70%-基礎控除(3,000万円+600万円)=-100万円<0

となり、相続税がゼロになります。なので、この場合は、株価が上がりもしないし大きく下がりもしないものを選ぶのがおすすめです。

株価が値上がりしてしまうと相続税が発生しますし、株価が値下がりすると、財産そのものが減ってしまいます。しかし実際には、どんなに業績が安定した企業の株でも外部環境の変化に合わせて、株価が変動してしまいます。なので、信用口座を開いて、買った株と同数の株を空売りするといいのではないでしょうか?

これなら株価の値動きで財産の額は変動しません(ただし、信用取引にかかる手数料が発生します)。

2.資産を株式にしても相続税が発生する場合

上記の例では、相続財産が多くないため、資産を株式にしておくと相続税が発生しませんでした。しかし、財産が1億円を超えるような場合は、財産を株式に変更しても相続税はどのみち発生してしまいます。

なので、こういった場合は下記のポイントを満たす銘柄がおすすめです。

  • 増収増益傾向にある
  • 業績が安定している
  • 財務が良好で、倒産や増資がなさそうである
  • 出来高が多い

株価は、基本的に業績に連動しますので、今後も増収増益が続くと予想できる銘柄は値上がりが期待できるので、いいと思います。

また業績が安定していて、そう簡単に業績が下振れしない企業の株式がおすすめです。法律の改変や、資源価格の変動、為替の変動などが起きても業績が下落しすぎないのが望ましいでしょう。

さらに、倒産はもってのほかですし、増資があると株価は下落しやすいので、自己資本比率の高い、財務の良好な銘柄がおすすめです。

また、いつでも売り払うことができるように出来高が多い銘柄がおすすめです。

私がもうすぐ死ぬとしたら何を買っておくか?

最後に、もし私がもうすぐ死ぬとわかっていて、相続税を減らすために資産を株にするとしたらどの銘柄を買うかをあげてみます。

1.富士重工業(7270)

富士重工業の自動車は、近年人気が出ていて業績も絶好調です。世界展開をしているので、日本の景気が悪くなっても業績にはさほど影響がないと思われます。

2.日立キャピタル(8586)

世界展開をしている日立系の金融会社です。増収増益が続いています。

3.キャノン(7751)

ビデオや事務機器のメーカーです。配当利回りが高いので、下値が限定的だと思われます。

4.富士フィルム(4901)

医療機器等の会社です。増収増益が続き、チャートがきれいな右肩上がりになっています。

5.ユニゾホールディングス(3258)

賃貸不動産やホテルを展開しており、業績が安定的に拡大しています。

みなさんが同じ立場なら、何を買いますか?

 - 税金

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Comment

  1. Yoshi より:

    相続対策を株で、というとすぐ「下がったらどうするの?」という反応があると思いますが、カラウリと組み合わせるというのは目からウロコのアイデアですね。普通の人はおろか株をやっててもつい気が付かなそうな案と思います。けれど「もうすぐ死にそう」とわかってその手配をする心境はどんな、、、(苦笑) 買いオンリーの案は、そのまま長期投資ポートフォリオにもなりそうですね。

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