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ヒロセ通商(7185)再考

   

ヒロセ通商は海外部門が有望なのか?

前回、ヒロセ通商(7185)はなぜ大物個人投資家に買われたか、推測するという記事で、ヒロセ通商が買われたのは海外部門の成長性が評価されたからではないかと書いた。

この記事では、本当にヒロセ通商の海外部門が有望なのかもう一度考えてみたのでその結果を書いてみたい。私の分析もどきは非常に雑で多分に間違いがあると思うのでその点はご容赦ください(間違いがあったらコメント欄でこっそり教えて下さい)。

子会社の指標推移

ヒロセ通商は、連結と単体に分けた月次を出しているので、そこから子会社の数字を拾ってみた。主な子会社は、日本のJFX株式会社と香港子会社、マレーシア子会社、ロンドン子会社である。

連結-単体=子会社 と推測して、各種数値を見ていく。

まずは営業収益(単位:100万円)。ボラティリティが大きいのでよくわからないが、4ヶ月平均を見ると子会社の営業収益はやや伸びているぐらいである。

ヒロセ通商子会社営業収益

次は外国為替取引高(単位:100万円)。これは2015年と比べて、2016年がはっきり増えている。しかし、上図の営業収益があまり増えていないのは不思議である。

ヒロセ通商子会社取引高

次は、顧客預り証拠金(単位:100万円)。子会社部分は、徐々に増えている感じ。

ヒロセ通商子会社預り金

口座数。これははっきり子会社が増えているが、途中で減少もあるのはなぜだろう。

ヒロセ通商子会社口座数

次は、口座数あたりの営業収益、及び預り金(単位:円)。子会社部門の口座当たりの数値が小さくなっていっているのは、海外口座の比率が高まっていっているせいではないか。海外口座の口座あたりの営業収益や預かり金は、ヒロセ通商本体とくらべてかなり小さいと思われる。

ヒロセ通商口座当たりのKPI

子会社の損益計算書を想像する

ヒロセ通商の子会社だけをまとめて、損益計算書を出すとどのようになるか推定してみた。連結損益計算書から、単体の損益計算書分を控除して作成した(単位:千円)。

単体の損益計算書からは、受取配当金などを削除してあるので、実際の数値とは差異がある。

2014年度と2015年度の損益計算書を見比べてみると、業績の向上に寄与したのは主に単体部分によることがわかる。

ヒロセ通商2014年度損益計算書

ヒロセ通商2015年度損益計算書

現段階では、上述のデータを見る限り、海外部門の収益の伸びは、本体部分の収益の伸びに比べると影響が小さい。

この分析(?)を書いてみて、前回書いた、大物個人投資家がヒロセ通商を買ったのは海外部門の成長に期待して、という説は自信がなくなった。海外部門はどうなるかよくわからないが、現在ピカピカしているのは、日本の本体部分である。

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ヒロセ通商のいいところを挙げてみる

最後に、有価証券報告書や月次数値を見て、改めて気づいたヒロセ通商の良い点を挙げてみる。

収益の伸び率に比べて、販管費の伸び率が小さい

ヒロセ通商は、営業利益率が上昇傾向にある。営業利益率は、2014年度が11.13%、2015年度が19.82%、2016年度1Qが36.27%となっている。

これは単純に、収益の伸び率とくらべて販管費の伸び率が小さいからだ。販管費の内訳をみると、システム使用料の割合が大きいが、対営業収益率で、2014年度が31.3%、2015年度が29.07%となっている。

他に人員数を見ると、営業収益の伸びに比べて人員数の伸びが小さい。これは製造業などと違う点だろう。この点も販管費率を下げられている要因だろう。

ヒロセ通商従業員数推移

経済ショック時に業績を伸ばせる

一般に「何とかショック」が来ると株は売られ、損をするが、そういう際には為替が動くのでヒロセ通商の業績はよくなる。

なので、ヒロセ通商銘柄をホールドすることは、経済ショックに対するヘッジになるかもしれない。

優待利回りが株価を下支えする可能性が高い

これはタイトルの通り。100株で1万円分の優待が出るので、それが株価を下支えするのではないか。

配当性向を上昇させる余地がある

事業環境が落ち着いたFX会社の配当性向は高い。同業他社の直近2年の配当性向は下図のようになっている(インヴァスト証券の2015年度の数値は、経常利益に対する配当性向)。

fx企業配当性向

ヒロセ通商の配当性向が低いのは、海外事業などに投資が必要だからではないか。新規投資が落ち着けば、配当性向が上がり、増配を期待できる。

 

 - 企業分析、決算予測

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