中国が反中の在外中国人の家族を拘束しているらしい(文字起こし)

以前、中国が反中の中華系外国人を拉致しているらしいという記事で奥山真司氏と和田憲治氏の動画を紹介したが、似たような事例がまた紹介されていたので再度文字起こしをしてみました。

関連部分は下記動画の6:16から。NYタイムズのオリジナル記事はこちら

和田 中国政府が、国外の中国人に対して監視圧力をビシバシかけてますよという記事ですね。

奥山 NYタイムズがとうとう書き始めましたよ。Lauren Hilgersという女性。

和田 NYタイムズのことをアメリカの朝日新聞と言う人もいるんだけど、違うんですよ。NYタイムズは一応リベラルなんだけども事実に基づいて書こうとすることがあって、アンチアメリカではないんですね。朝日新聞はフェイクもやるし、アンチ日本なんですよ。「リベラル」だけがNYタイムズと似てて、あとは違う。(NYタイムズは)リベラルの立場からどうしたらいいってのをやる。だから中国政府についてはこういうことを書く。

奥山 中国政府にだいぶ嫌われてますし、実際に中国に嫌われるような記事を中国語に翻訳して出してますからね。これはすごいって話ですよ。

和田 これは朝日新聞は書けない記事ですよ。

奥山 見習ってもらいたいかもしれないですね。この記事の内容は僕は「あー、そうだろうな」って思ったんですよ。この中(注:オーストラリアで出版された「SILENT INVASION」のこと)にだいぶ細かいところが言われていたんで、ただNYタイムズの読者としては初めて聞く話なのかなと思いました。簡潔に内容だけ一発で言うとですね、北京政府が海外にいる華僑の人間、中国系の人間を今、テクノロジー、つまりインターネットとかをバンバン駆使して、反中国的・反北京的・反共産党の意見を言う人間をばしばし拘束して、その人物を拘束できなければ、その人物のお父さんお母さんもしくは親戚・友だちを中国国内で逮捕して、でその彼に「お前の親父が今捕まっているけれど早く戻ってこいよ」ということをやっているってことをさらっと書いている。

和田 先週ね、ちょっとやりましたよね。先週も、中国がそういうふうにして監視していると。学生も監視していて、学生同士も監視していて、お互いを。たとえば早稲田大学に入っている学生同士が中国人同士を監視しているから、その中国人学生が「安倍政権正しいんじゃないか」とか「中国にもっと民主化してほしいな」っていう運動をしそうになると一発で刺される(密告される?)という流れができていると。

奥山 しかもそのすごいのは、ここにも書いてあるんですけど、現地の中国大使館を使っていろいろやるという。ここに実際に出ているエピソードを紹介しますよ。Zhuang Liehongっていう人ですかね、この人ニューヨークにいてフェイスブックとかに反共産主義的なメッセージ(を書いていました)、留学してアメリカ人になったんでしょうね、彼は。親族は中国の中にいるということなんですが。ある時突然電話がかかってきた。親父さんが「おい息子よ、俺今捕まっているんだよ、帰ってこい」と。「いやいやそんなの無理だよ」と。「とにかくおまえヤバイことフェイスブックとかに書くのやめろ」と言われて「え?どういうこと?」って聞いたら、当局の人に電話が変わって「お父さんがもう既に30何日拘束されているんだけど、お前早く帰ってこい」と。で、しょうがなくて自発的に帰らざるをえない状況を作るということなんですよ。本国にいる親族もしくは友だちを人質にして(中国に)帰すというエピソードをそのまま(NYタイムズが)載せてるんですよ。

和田 人権とかそういうレベルじゃないんですよね。自由とか民主主義とか全然違うもんなんですね。

奥山 最終的にこの記事で言っているのは、中国に関してはもう我々は自由な発言ができなくなる時代がもうすぐそこまで来ているんだと。特に中国に対する発言の自由ができなくなる時代がすぐそこまで来ている。特に中国人は。僕がこの記事読んでやばいなと思ったのは石平さん。

和田 そうですね。

奥山 やっぱり親族いるわけじゃないですか。日本にいて北京に対して批判的な、しかもいい分析とかしてるわけでしょ。そうなってくるとある時突然彼に電話がかかってくるんですよ。向こうから。

和田 たぶんね。もうとっくに乗り越えているか何かだと思う。

奥山 そうですか?いや、これは怖いですよ。

(以下略)


中国が反中の人間や特定の民族をどのように拘束しているかについては、ウイグル出身のトゥール ムハメット氏もFBで発信している。

元URL:https://www.facebook.com/turmuhammet.hashim/posts/1642313475824470

『叔父様、最近、故郷の状況はあまりよくないです。ウルムチにいる家族ともう2ヶ月以上連絡が取れていません。私が海外にいるために、両親の安否がどうなっているのか分かりません。

最近、私の中国国内にいる友達がウルムチへ行っている間、私の実家へ様子を見に行ったら、家に誰もいなく、ドアが政府からの赤い紙で封印されていました。これを聞いてから三日間、私は寝られなかったです。のどから何も通れなくなり、涙が止まれませんでした。それからWhatsAppやYoutubeなどのSNSから、ほとんどのウイグル人が、「再教育」と言う名の集中キャンプや、刑務所に送られている事を知り愕然としました。父は元々体が弱っていて、あまり元気じゃないし、強制収容で殺されるかも知れません。2ヶ月前に母と連絡取れた時、母が“自分を大事にして、私たちを忘れてね”と言っていました。それは私と母の最後の連絡になるとは思っていなかったです。今故郷で行方不明になっている両親と弟の事を思うと、とても不安で、恐れて、理性を失う状態に落ちいています』。
以上の話は、ある二十代のウイグル人の女の子が私達のメンバーに伝えて来たメッセージです。
これは毎日耳に入って来ている多くの情報の一例で、私達海外に住むウイグル人の叫びです。
いま、東トルキスタンで生活しているウイグル人の中で、特に15歳から35歳の男たちで数万人が家から、町から中国当局に強制連行されて、行方不明になっています。この人達は一体何処へ消えてしまっているのか、誰も分かりません。彼らの消息を調べるウイグル人も同様に行方不明になります。
今現在百万人以上のウイグル人が刑務所、強制収容所に送られて、残酷な日々を過ごしています。残された婦人と子供たちは兄弟や親の帰りを待っています。しかし、現在迄誰かが戻ったという報道は全くありません。
もっと酷いことは、海外留学中のウイグル人学生が中国当局の呼び戻しに応じて一旦帰国しないと、現地政府は留学生の両親と親族関係の人々を刑務所へ送ると脅すのです。これに恐れて留学生が故郷へ戻ったら、彼らは中国の空港で消息を絶ってしまいます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする