スティーブ・バノンがソロスのオープンソサエティ財団に対抗する組織を画策中[翻訳記事]

‘SOROS BRILLIANT, BUT EVIL’: BANNON TO RIVAL OPEN SOCIETY FOUNDATIONS IN EUROPEの翻訳記事です。意訳、抄訳です。


トランプ政権を離れたスティーブ・バノンは、米国の富豪ジョージ・ソロスのオープンソサエティ財団に対抗する保守的な団体の設立を欧州で画策している。

スティーブ・バノンはヨーロッパの保守グループを支援する財団の設立を計画していると述べた。The Dally Bestによれば、バノンはジョージ・ソロスのオープンソサエティ財団を、自分の政治志向とは違うが、成功したプロジェクトだと評価しており、それに対抗できる選択肢を作りたがっている。

The Daily Beastのインタビューで、バノンは「ソロスは聡明だ。彼は悪魔だ。しかし聡明だ。」と評した。

財団は中東からの移民の大量流入によって増加した欧州の右派政党に対して、広告宣伝等の面で援助をする予定だ。バノンは既にかつてのあるいは現役の右派政治リーダーと面会をしている。ナイジェル・ファラージやマリーヌ・ル・ペン、オルバーン・ヴィクトルなどだ。

バノンは2019年5月の欧州議会選挙で、右派が議席の三分の一を獲得することを望んでいる。

ソロスの財団と比べると、バノンの野望は遠くかけ離れている。財団の初期段階において常時雇用されるスタッフは10人にすぎない。しかし、財団が有用だと証明されれば、選挙後にさらに雇用は増えるはずだ。

ジョージ・ソロスのオープンソサエティ財団は他国に対する内政干渉(特に移民受け入れについて)によって繰り返し批判されている。最近ではハンガリー議会が憲法修正を行い、いわゆる「ストップ・ソロス法」を成立させた。同法はソロスの財団とその他のNGOが移民政策に介入したり非合法移民を手助けすることを有罪化した。