購買力平価ベースで本当に円安なのか調べてみた

内閣官房参与の浜田宏一氏の円安になりすぎているという発言は本当か

浜田宏一氏から、購買力平価で見ると円安になりすぎている、1ドル105円くらいが妥当という発言があり、ドル円相場が動きました。

焦点:「購買力平価説」が円安抑制、日米金融政策の思惑と綱引き

実際のところどうなのだろう?とぐぐってみたら、国際通貨研究所というところが、ドル円の実際のレートと日米の物価を比較したデータを作成していました。ページはこちら→http://www.iima.or.jp/research/ppp/index.html[adsense]

図を見てもドル円のレートがいくらが妥当なのかわからない

さきほど紹介したウェブサイトから図を借用したのが下図です。紺色が実際の為替レートで、赤が消費者物価ベースの想定為替レート(消費者物価PPP)、緑が企業物価ベースの想定為替レート(企業物価PPP)、水色が輸出物価ベースの想定為替レート(輸出物価PPP)です。

購買力平価と為替レート

これを見ると、実勢為替レートは、消費者物価PPPから見ると円安とはいえないものの、企業物価PPPと輸出物価PPPから見ると円安に傾いているようです。

しかし、過去の推移を見ても各PPPと為替レートには相関がありそうですが、どの位置に為替レートが収まるべきかというのはよくわかりません。ただ、これまで為替レートが消費者物価PPPを超えた期間は、ごく短かったことから、ドル円の上値目途は1ドル129.82円くらいなのかもしれません

実際の物価を比べてみるとどうなるか

さきほどリンクを貼ったロイターの記事では、ビッグマックの価格で比べると円安に振れすぎているとのことです。

apple storeのiPhone6(128GB)の価格は、アメリカが849ドル、日本が110,800円(税抜)でした。1ドル120円とすると、日本での価格はドル換算で923ドルとなり、円安というよりは円高です。

NIKE AIR MAX 90の価格を日米のアマゾンで比べてみると、アメリカが109.99ドル、日本が13,500円(税込)です。日本での価格をドル換算にすると112.5ドルとなり、若干円高です。

いくらの為替レートが妥当なのかは正直わかりませんでしたが、今の為替レートが大幅に円安に振れているとはいえない気がします。

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