天皇陛下と祈りとパワースポット

「セスは語る」という面白い本がある。1970年にアメリカのある女性が、セスと名乗る意識体(?)を憑依させて語った事柄を、女性の夫が口述筆記して出版されたもので、その内容が素晴らしい。

歴史を見ると、神の預言を聞いた人間や、悟りによって広く世の中の仕組みを見通した人物はポツポツいる。しかし、彼らは昔の人間だから、現代科学を踏まえた言葉では語っていないし、こちらから質問をして回答してもらうという事はできない。「セスは語る」のセスは、1970年のアメリカ人夫婦に理解できるように言葉をチューニングして、科学用語も適度に使用しているし、質問も受け付けている。

だから、昔の宗教家の言葉と比べて、セスの話は非常に具体的である。具体的だから、でたらめなのか、ひょっとしたら本当なのかを判断しやすい。私はまだ読書中であるけれど、この本に書かれていることは全て真実なのではないかと考えている。

そのセスがパワースポット(風水用語では龍穴)について語っている箇所がある。セスはそれを整合点と呼んでいる。引用すると、

下位の整合点は、すべてのリアリティや表出を形成する未発見のエネルギーの網目構造のなかで、構造的強化を助ける役割も果たしています。すべての整合点が純粋エネルギーの痕跡あるいは蓄積である一方、そこから得られるエネルギーの量は、多種多様な下位の整合点、主要製合点、絶対整合点によって大きな差異があります。

(略)

整合点とは、すなわちエネルギーの集中した点ということなのです。下位の整合点はごく普通に見られるもので、実際にあなたがたの日常的な出来事に影響を与えています。家屋やその他の建造物を建てるにしても、いわゆる建築に好ましい場所というものがあります。たとえ他の条件が同じでも、そうした場所では健康状態が良好に保たれ、活力が増し、植物もよく育成繁茂します。またそこでは、あらゆることが有益な状況に収まるように思える場所でもあります。

下位の整合点の近くにいることが、直感的にわかる人々もおられます。そうした場所は複数の整合点の間にできる一定の角度の内側に生じます。整合点自体は、明らかに物理的な存在ではありません。つまり不可視であるということですが、数学的演繹による推定は可能です。それでも、かような場所はエネルギーが強い地点として感じることができます。

これを読むと、下位の整合点というのは恐らく弱いパワースポットの事だと推定される。風水でいう龍穴は、ほぼパワースポットと同義だと思うが、探し方が決まっており、どの辺りにありそうか推測することができる(数学的に演繹可能?)。

そういったエネルギーが集中した時点または地点は、感情の鮮烈さの増大によって活性化されます。増大と言っても、あなたがたの正常域に充分収まる範囲です。整合点の存在に気づいているいないにかかわらず、あなたがたの感情や思いは、整合点の活性化に一役かっているのです。活性化された整合点は、当初の感情や思いに大量のエネルギーを付加することになり、エネルギーを与えられた感情や思いは、物質への投影が加速されます。さて、ここに関わってくるのは感情や思考の性質のいかんではなく、その鮮烈さだけなのです。

整合点(パワースポット?)は人間の感情の鮮烈さによって活性化されるとある。多くのパワースポットと呼ばれる場所が神社にあるが、神社で行われる祭りは、神社の場所の力を祭りによる感情の鮮烈さによって活性化させているのかもしれない。

「感情や思いは、物質への投影が加速され、またその場合、思考の性質は問われない」と書いてあるのは、パワースポットでは、良い願いも悪い願い(呪詛)も、通常の場所でよりも実現しやすいのだと解釈できる。

さらにセスは、米国内の強い整合点(パワースポット?)がどこにあるかを語っている。

簡潔に申し上げますと、あなたがたの国内において、特定の理由があって活性化にぬきんでた整合点の存在するところは、西海岸、東海岸の一部、ユタ州、五大湖地方、シカゴ周辺、ミネアポリス周辺、そして南西部の一部などの地域です。それらの場所では物事の具現化の速度が速く、したがって建設的要素と破壊的要素いずれの潜在性も、ともに高いということになります。

(略)

さて、この話題については、容易に一冊の本が書き上がってしまうほどです。例えば主要整合点や絶対整合点の「位置」についての記述は、莫大な利益を生むことも可能でしょう。

セスはこのように、強い整合点が存在する地域を挙げている。さらに「主要」整合点や「絶対」整合点は、通常の整合点よりもさらに力が強いことを匂わしている。

日本のパワースポットと言えば?

日本でパワースポットという言葉が使われだしたのは、1991年に清田益章氏が「発見!パワースポット」という本を出したのが最初だ。

パワースポットと言われる場所は複数あるが、なかでも言及されるのが皇居である。富士山から流れ出たパワーが地下を通って、皇居から吹き出しているのだと風水師の御堂龍児氏は主張している。

江戸時代には江戸城のあったところとしても知られてますが、一説によれば、その時代の霊能者が選んだ場所であったという話も伝えられています。風水学的にみても、皇居は日本の中でも、もっとも強いパワーを発する”穴”の上に建てられており、ここにあふれているパワーは絶えることがありません。(御堂龍児著「大地のパワーで運をつかむ風水の秘密」より)

皇居=パワースポット説は、御堂氏だけが主張しているのではなく、有名霊能者の寺尾玲子氏も同様に主張していて、「霊能者・寺尾玲子の新都市伝説 闇の検証」第四巻では、皇居を霊視(?)している。

寺尾氏は、皇居の中の直径4-5メートルの場所が、スーパーパワースポットになっていると、本の取材時に語っていた。で、その場所は調べてみると、平成二年に今上天皇陛下が大嘗祭を行った建物を建てた場所とぴったり一致していたそうだ(下図参照)。

大嘗祭とは、新しく即位した天皇陛下がとりおこなう一世一代の最重要祭式儀礼で、天照大神と初穂を食し、真床追衾(まとこおふすま)という夜を徹しての儀式で祖霊と合体・復活する儀礼だそうだ(儀式の肝心の部分は秘密となっている)。

こういった一連の話を読んでいると、わかる人はわかっているのだなと思わざるを得ない。スーパーパワースポットと看破された場所で、最重要儀礼をされた天皇陛下。整合点では人間の感情が現実化しやすいのだと語るセス。

オカルトと言えばオカルトだが、偶然の一致にしては出来すぎなのである。ちなみに2019年11月に新しい御代の大嘗祭が行われる予定である。

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