以前からこのブログでたまに紹介してきた奇妙な政治観について、有本香氏や石平氏がツイッターで言及したので紹介したい。
奇妙な政治観とは、この世界の悪の根源は、主に米国民主党と中国の江沢民派にあるのであって、習近平等は悪人ではないという政治観だ。
これを提唱しているのは主に弓月恵太氏(@ssomurice_round)で一定の同調者がいる。習近平を悪く言わず、江沢民を悪く言うという点では、大紀元とも近い立ち位置である。彼らは石平氏をスパイだと思っている。
これまで、彼らについて下記のような記事を書いてきた。
twitterにうごめく高度なスパイ戦(?)、スパイ(?)は石平太郎なのか弓月恵太なのか
大紀元日本編集部、中国政権批判は自分たちの仕事ではないと公式にツイート
こうした考え方に有本氏らが以下のようにツイートをした。
「江沢民派」が日本にとって最悪であり、そこと深く繋がってきた米国民主党系や金融勢が日本をいかにいたぶってきたか、など皆、承知している。しかしだからと言って中国の現体制が「良き味方」なわけはない。日本の現政権が今、中国と「関係改善」して見せる理由はそんな単純な話でないのも当然。
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) 2019年2月25日
「江沢民派」は習近平の「腐敗撲滅運動」でほぼ全滅させられたが、今は中国共産党政権の独裁者となっているのは習近平。対内的には過酷な民族弾圧を行い全国民を監視下に置き、対外的には尖閣も台湾も南シナ海も虎視眈々と狙う。彼こそが21世紀のヒットラー。習近平を擁護する勢力が実に胡散臭いだ。 https://t.co/XKTGyNyjDJ
— 石平太郎 (@liyonyon) 2019年2月25日
有本氏、石平氏の見識は常識的なものだろう。これまでの出来事を眺めてきた人なら、ほとんどがこの見解に同調するはずだ。
弓月恵太氏の奇妙なツイート
弓月氏を知らない方もいると思うので、弓月氏の奇妙なツイートを若干紹介してみる。彼はこんな感じの主張をしている。
金正恩、文在寅、習近平はマトモです!!
習近平は中国国家安全部に監視されているらしい。
米国民主党万能説(笑)。
弓月氏は自説を自信満々で語るが、その知識の出典・根拠がどこにあるのかは全く不明だ。弓月氏がさらにたちが悪いのは、普段はまともで論理的であり、いいことを言うところだ。政治初心者は弓月氏の主張の根拠がある部分とそうでない部分を見分けられないだろう。
コメント
弓月恵太さんと共に曽根梢さんもツイッターの有名な論客の一人です。
彼らの陰謀論はQanonが根拠のようです。
>竹槍さま
情報ありがとうございます。曽根梢さんも読んでみます。