ネトサポって本当にいるの?と思った時に読む記事

ツイッターなんかを見ていると、「ネトサポ」が本当に存在すると思っている人が多い。ネトサポでツイッター検索してみてください、存在すると思って色々書いているアカウントが多数出てくるから。

ネトサポの定義が明確でないと話があやふやになってしまうので、最初にネトサポの定義をしておくが、ネトサポとは、現政権または自民党の政治家からお金をもらって、現政権や自民党の政治家の支持率や好感度が上がるように、ネット上に書き込みをする人たちである。活動の場はSNSや匿名掲示板である。中国の五毛党のようなものだ。

かつて民主党がピットクルーを使って、ネット上の世論工作をしているという噂があった。これが本当なのかどうかわからないけれども、ピットクルーの偉い人は民主党の政治家に献金をしたりしているので、事実でもおかしくないと私は思う。

参考記事:元ピットクルーが明かす工作員の手口

では、自民党や現政権が工作員を雇って、ネット工作をしているかといえば、私はしていないと思う。ネトサポと思われている書き込みは、ただの自民党支持者や現政権支持者だと思う。

もちろん「無いこと」の証明はできない。私は全ての政治家や政府の支出を見ることはできないので、ネトサポが存在しないことの証明はできない。しかし、ネトサポはかなりの確率で存在しないだろう。

ネトサポが存在しないと思う理由

1.元ネトサポを名乗る人がいない

こう書くと、自称元ネトサポが出てきて、あることないことを語りそうなので嫌だが、本当に政権や自民党がネット工作を外注しているのなら、「その仕事を実はやっていました」という個人が匿名で出てきてもおかしくないと思う。しかし、信頼に足る元ネトサポの人を私は見たことがない。

2.政権や政治家にとってリスクが大きすぎる

仮にネット工作をして、一定の世論誘導に成功したとしても、ネット工作をしていることがばれるとものすごく評判が下がるだろう。既存の自民党支持者、政権支持者だって引いてしまうに違いない。そして、そういう仕事を外注するとなると、口の軽いアルバイトもいるだろうから、絶対に工作していることはばれる。こう考えると、リスクにリターンが見合わない。だから、お金を払って工作をしてもらうような事を現政権や自民党の政治家はしていないと考える。

3.基本的に保守アカウントは是々非々である

もしもネトサポが存在するなら、そのアカウントは政権や自民党のやることに100%賛成するはずである。なぜなら工作員だから。

しかしほとんどのネット保守のSNSアカウントを見ていると、是々非々である。現政権や自民党が100点満点だと思っている人は限りなく少ない。もっといい政党や政治家が出てくることを切望している。しかし、他に選択肢は無いし、今の乱世的な状況で政権ががらっと変わるのが怖いので、安倍政権や自民党を支持している人が多い(のではないか?)。

仮に安倍政権支持・自民党支持でも、「入管法改正は反対」「消費税増税は反対」「アイヌ新法には反対」「二階俊博は外してほしい」「防衛大臣を更迭してほしい」などのように不満を持っていて、100%の支持をしているわけではないだろう。

twitterで活躍するDAPPI@take_off_dress氏だって、別に現政権や自民党の政治家をいつも持ち上げているわけではない。維新の政治家も取り上げているし、虎ノ門ニュースの要約も行っている。

※虎ノ門ニュースはDHCが自腹でやっているわけで、別に政府からお金を貰っているわけではない。

なのでネトサポはいないと私は考える。

4.5chの政治関係のスレッドはアンチ安倍の書き込みの方が多い

見ている人は少ないだろうが、5chの政治関連のスレッドは、圧倒的にアンチ安倍、アンチ保守のスレッドが多い。もちろん安倍総理擁護の書き込みもあるが、量的には左寄りの書き込みの方が多い。

もしもネトサポが存在するなら、このような状況にはなっていないのではないか?

5.ネット工作的なアウトソーシングの目的はビジネスか自主的な危機感によるもの

クラウドワークスやランサーズに、ネット工作的な仕事を外注している事例があった。私も政治的な風刺画をを書いてもらった事があるし、アンケートに見せかけた啓蒙活動をしていたこともある。他にツイッターの広告機能を使って、保守系の記事をプロモーションしていたこともある(やりすぎてもうできなくなった)。

風刺画はこの記事で公開した。→【風刺絵】習近平に操られるマスコミに批判される安倍とトランプ【フリー素材】

私がそういった事をしていたのは、単に個人的な危機感からである。私はそれくらいのことをするお金を持っているので、別に誰かにお金を貰って、頼まれてやっていたわけではない。

他の人がどういう動機でそういった仕事を発注していたのかはわからないが、単純にまとめブログ作成のためのビジネス目的がほとんどだったのではないか?下記記事の依頼はビジネス目的だろう(もちろんまとめブログ主に愛国心的なものもあるのだろうが)。

参考記事:「嫌韓」「反日」の記事を書けば800円。政治系ブログ作成の求人が掲載中止に

6.ネット上の集団的な行動はむしろ左側の方に多い

ネトウヨ春のBAN祭りなどのようなタグを使って、保守系twitterアカウントを凍結させたり、保守系まとめブログに広告を出させないようにしたり、保守系ユーチューブチャンネルを凍結させる動きが続いている。非常にアグレッシブでチームワークを要する活動である。

しかしこれに似た保守から左翼への攻撃的な集団行動は見られない。パヨク春のBAN祭りなどは聞いたことがない。

もしもネトサポが存在するなら、ネット保守を煽って、左翼系のアカウント凍結運動を組織してもおかしくないのではないだろうか?それともネトサポはそういった下品な行動はしないくらい礼儀正しい集団なのだろうか(笑)。

ネット保守の間に集団的な行動が見られない事からもネトサポは存在しないと思われる。

ネット上に保守がたくさんいても不思議ではない理由

以上、ネトサポは陰謀論的な誤解で、実際には存在しないと思う理由を書いた。本当にネトサポが存在すると思っている人は、冷静になった方がいいと思う。桜田義孝氏をサイバーセキュリティー戦略担当大臣にしている現政権が、細心の注意を要するネット工作活動をするものだろうか?

支持率の面からも考えてほしい。現政権はだいたい40%程度の支持率を維持している。政党別の支持率では自民党が最も支持されている。だから、ネット上で現政権や自民党を擁護する人間に出会うのは確率的に当然なのである。むしろネット上でそういった意見の持ち主を見ない方が変なのである。

ユーチューブ番組のPVからも考えてみてほしい。保守系のネット番組の視聴回数は、虎ノ門ニュースで40万回超、KAZUYA氏の動画でも10万回超は軽くいっている。一方で左寄りの動画の視聴回数はこれらよりかなり少ない。

ネットでは保守・右翼がマジョリティなのである。だから、保守的な意見の持ち主がネット上に多く存在するのは当然だし、こういった状況であれば、現政権も自民党もわざわざ危険を犯して工作員を組織する必要はないのである。

もちろんネトサポが存在しないことを証明できないのではあるが、常識的に考えれば「いない」と結論を出すのが自然だろう。

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