神との合一のための技法として、古代インドから伝えられてきたヨガだが、現代日本ではヨガに備わっていた本来の精神性が希薄になり、ヨギ(ヨガを実行する人)ももっぱら女性となった。
女性がヨガを行うのは結構だが、しかし、その衣装は肌の露出が多すぎ、却って男性の理性を惑わすのではないだろうか。精神性の向上どころか、性的な欲情を掻き立てている(常識的に見て)。
男性から好奇の目で見られたいわけではなく、女性のヨガ客を増やしたいというのであれば、なおさら露出を減らした貞淑な衣装でよいはずである。あまりにも性的な衣装をまとって、instagramにおいて「いいね」を集めまくっている女性は、自己の行動を考え直した方がいいのではないだろうか?
神の化身と言われるサイババは、2009年にインドの学生に向けた講話で下記のように話している。
バーラタ(※インド)は、人が子どもの頃から気高い思考と感情を育てる国です。実に、バーラタは全世界にとって霊性の教師です。今でも、バーラタ人の振る舞いは、世界のいくつかの国で見られるような邪道に陥ってはいません。バーラタ人の振る舞いは、少なくとも人前では、きちんとしていて、礼儀正しいものです。(略)
今では、公共の場でさえ青年男女がいっしょに行動しているのを目にします。もし誰かが尋ねれば、あの子はクラスメイドだなどと言い訳します。昔だったら、そのような行動は極めてはしたないことでした。実に、「クラスメイト」という言葉自体、間違った表現です。「クラスメイト」[メイトの原意は配偶者であることから「学級の配偶者」の意にとれる]という言葉は使わないようにしなさい。「同級生」と言いなさい。
昔の行動規範はとても厳格でした。今、状況は変わってしまいました。男女が何の抵抗もなく互いの家を訪れて、食事さえ共にする始末です。これは極めてはしたないことです。そのようなことをする前に、「私は人間か、それとも、動物か獣か?」と自問しなければなりません。
神の化身は、21世紀において、未婚の男女が公共の場で一緒に行動していたり、互いの家を訪れる事すら、はしたない事だと戒めているのである。
ましてや、ヨガインストラクターのように「神との合一のための技法」でお金を稼ぐのであれば、どこの誰とも知らない人間に肌を露出した格好を見せびらかすのは控えるべきではないだろうか?ヨガを人を惑わす道具に使うのはよくない。
※全ての女性ヨガ講師がそうだと言うわけではなく、一部のインストラクターに言いたいのである。