左翼政党(立憲民主党、社民党、共産党など)を支持する人と、支持しない人の間にどういう差異があるのか考えてみると、下記の違いがあると思う。
- 支持する人は、左翼政党が掲げる政策を彼らの目標だと考える
- 支持しない人は、左翼政党が掲げる政策を彼ら真の目的のための手段だと考える
左翼政党の掲げる政策は一見すると美しい。統合的であり、平和的である。例えば、
- 戦争放棄
- 多文化共生、ヘイトスピーチ禁止
- 原発廃止(クリーンで安心なエネルギー)
- 増税反対
- 女性や性的少数者の権利保護
- 少数民族(?)の権利保護
- 天皇制反対
- 犬猫殺処分反対、ジュゴンを守る等(動物保護)
などである。これらが左翼政党の最終目標であり、実現したい社会なのであれば、それはそれで良いものに映る。
しかし、左翼政党を支持しない人間の目には、彼らの掲げる政策は真の目的のための手段だと映る。
- 戦争放棄は、日本の防衛力を下げて、第三国が日本を侵略しやすくするための手段。
- 多文化共生は、日本に移民(特に仮想敵国の移民)を受け入れさせるための手段。
- ヘイトスピーチ禁止は、自分たちに都合の悪い批判的な言説を消し去るための手段。
- 原発廃止は、日本の電気代を高騰させて国力を削り、さらにいざという時に核兵器を開発できなくするための手段。
- 女性や性的少数者の保護は、家族を弱体化させる手段。
- 少数民族(?)の権利保護は、国家分裂のための手段。
- 天皇制廃止は、国民の精神的一体感減少のための手段。
・・という具合である。
どちらの視点に立つかで、左翼政党を支持するか、しないかが変わってくる。
掛谷英紀氏が左翼中核層について分析をしている。
帰国。空港での待ち時間が長かったので、以前触れた左翼運動の構造について詳しい図を作ってみた。「人はなぜ左翼になるのか」は小学生の頃からずっと考えてきた謎だったが、40年かけて漸く満足する解にたどり着いた。 pic.twitter.com/jDCIjuLOcd
— Hideki Kakeya (@hkakeya) 2018年8月31日
前にも述べたが左翼中核層は異常に高い欲望と自己評価を持つ。それが満たされないので、社会を強く憎むようになる。自分の独裁が完成するまで満足できない。この異常な欲望は生得的な性質に負うところが大きいと思う。ボーボワールの言をもじると、「人は左翼になるのではない。左翼に生まれるのだ。」
— Hideki Kakeya (@hkakeya) 2018年8月31日
親中左翼に対して「そんなに中国が好きなら中国に行け」と言う保守派が多いが、彼らは左翼の本質を理解していない。左翼中核層は中国を理想としているのではなく、中国を使って自分が憎む日本を破壊するのが目的。日本でも欧米でも、左翼中核層の最大の喜びは自分の憎む人が亡びるのを見ることである。
— Hideki Kakeya (@hkakeya) 2018年9月2日
保守派は考えの甘い人が多い。左翼にも良心があり、単に考えが足りないだけだと認識している。しかし左翼中核層には良心の呵責は全くない。一方頭脳は多くの保守派より遥かに明晰。だから周辺層を多く取り込める。米国の保守派はこのことに気づき、その認識を #WalkAway 運動拡大に生かしている。
— Hideki Kakeya (@hkakeya) 2018年9月2日
以上の結論の論拠はtwitterの字数では解説できない。いずれ書籍としてまとめます。1点、左翼中核層の高度な知性の根拠について。自然エネルギー運動で、彼らは長期的に日本にダメージを与えられる太陽光、風力のみ推進し、利点の多い水力、地熱は無視。こういう選別は高度な科学的知性がないと無理。
— Hideki Kakeya (@hkakeya) 2018年9月2日
左翼の知性を軽視するコメントが多いが、彼らは目標に着実に近づいている。中国が軍事力を増強しているのに、日本は防衛力を強化できない。これが続けば20年後には日本人はチベット人やウイグル人と同じ目にあう。左翼の夢は実現。防衛力強化に反対の世論形成は、左翼中核層の高度な洗脳力ゆえ。
— Hideki Kakeya (@hkakeya) 2018年9月2日
私がこの構図にたどり着くまで40年もかかったのは、人間には誰しも良心があると信じていたから。その「偏見」が邪魔をした。それを打ち破れたのは、身近に①の人が現れたから。その人を長期間近くから観察できたことが大きなヒントになった。なお、本人には良心の欠如の自覚がないのも恐ろしいところ。
— Hideki Kakeya (@hkakeya) 2018年9月2日
私はここで左翼を批判するつもりは全くない。学問の目的は真理の探究。左翼中核層の良心の欠如や保守派の知性の不足への言及は、それを仮定すると今まで起きていることをより広く説明でき、今後起きることの予測に役立つと思われるから。説明できない現象が生じればその都度理論は修正します。
— Hideki Kakeya (@hkakeya) 2018年9月3日
行動から内心を推測できる
左翼政党が掲げる政策は目的なのか、日本破壊のための手段なのか?
結局は、彼らの普段の行動から内心を推し量るしかない。
左翼政治家は、日本国内の差別事案には騒いでも、中国での民族浄化には触れない。
左翼政治家は、日本の軍拡には反対しても、近隣諸国には何も言わない。
左翼政治家は、日本の原発には反対しても、中国には何も言わない。
常識的に考えて、現代日本の左翼政党は掛谷氏が分析するような集団だと考えるのが妥当だろう。掛谷氏が言う浮動層は、良心を悪用されているのである。