左翼政党の政策は手段か、目的か?

左翼政党(立憲民主党、社民党、共産党など)を支持する人と、支持しない人の間にどういう差異があるのか考えてみると、下記の違いがあると思う。

  • 支持する人は、左翼政党が掲げる政策を彼らの目標だと考える
  • 支持しない人は、左翼政党が掲げる政策を彼ら真の目的のための手段だと考える

左翼政党の掲げる政策は一見すると美しい。統合的であり、平和的である。例えば、

  • 戦争放棄
  • 多文化共生、ヘイトスピーチ禁止
  • 原発廃止(クリーンで安心なエネルギー)
  • 増税反対
  • 女性や性的少数者の権利保護
  • 少数民族(?)の権利保護
  • 天皇制反対
  • 犬猫殺処分反対、ジュゴンを守る等(動物保護)

などである。これらが左翼政党の最終目標であり、実現したい社会なのであれば、それはそれで良いものに映る。

しかし、左翼政党を支持しない人間の目には、彼らの掲げる政策は真の目的のための手段だと映る。

  • 戦争放棄は、日本の防衛力を下げて、第三国が日本を侵略しやすくするための手段。
  • 多文化共生は、日本に移民(特に仮想敵国の移民)を受け入れさせるための手段。
  • ヘイトスピーチ禁止は、自分たちに都合の悪い批判的な言説を消し去るための手段。
  • 原発廃止は、日本の電気代を高騰させて国力を削り、さらにいざという時に核兵器を開発できなくするための手段。
  • 女性や性的少数者の保護は、家族を弱体化させる手段。
  • 少数民族(?)の権利保護は、国家分裂のための手段。
  • 天皇制廃止は、国民の精神的一体感減少のための手段。

・・という具合である。

どちらの視点に立つかで、左翼政党を支持するか、しないかが変わってくる。

掛谷英紀氏が左翼中核層について分析をしている。

行動から内心を推測できる

左翼政党が掲げる政策は目的なのか、日本破壊のための手段なのか?

結局は、彼らの普段の行動から内心を推し量るしかない。

左翼政治家は、日本国内の差別事案には騒いでも、中国での民族浄化には触れない。

左翼政治家は、日本の軍拡には反対しても、近隣諸国には何も言わない。

左翼政治家は、日本の原発には反対しても、中国には何も言わない。

常識的に考えて、現代日本の左翼政党は掛谷氏が分析するような集団だと考えるのが妥当だろう。掛谷氏が言う浮動層は、良心を悪用されているのである。