初めて平成という元号を見た時、まだ小学生だったが、かっこ悪いなと思った。「平らかに成る」。
弱腰で安直な文字面である。チャンレンジ精神の無い人が造った造語のような印象を感じた。
あれから30年!
とうとう平成時代が終わり、令和時代が始まる。初めて「令和」という文字面を見た時、これはいいじゃないかと思った。
由来がどうとか、意味がどうとかそういうことは抜きにして、直観的にかっこいいじゃないかと思えた。
令和!
「平成」から感じた価値観の押し付けは感じない。平成からは、「平和を大事にしよう」「おだやかでいよう」「協調性を大事にしよう」というような言外の含みを感じたが、令和にはそういったものは感じられず、意味的にニュートラルで、気品を感じる。
「平成」という文字面が日本人から雄々しさを奪ったのではないかとすら思えるほど、平成の日本には元気がなかった。覇気、チャレンジ精神、敢闘精神、荒々しいパワー・・。
ツイッター上では、さまざまな人が平成時代に感謝を表明しているが、私は「平成」という言葉が、言霊として日本人を制約し、一杯食わされたような感覚を持っているので、終わってくれてせいせいしている!
新たな時代がよいものでありますように。平成の時代に感じた衰退の気を吹き飛ばすものでありますように。