日本会議、しょぼさの研究2

左翼の人からある種の陰謀の元締め団体のように扱われている日本会議。以前、日本会議はしょぼいという内容の発言を上念司氏らがしていて、私も同感だったので発言をメモしておいた。

参考記事:日本会議、しょぼさの研究

日本会議がたいしたことのない団体であることが、文化人放送局の動画で再び証言されていたのでメモしておく。

上念司の深掘りPart5】④ ヤッちまった師匠SP! 性善説止めましょう…ケント師匠、著書を改めて実感!という動画から

(前略)

※ケント・ギルバート氏が左翼の宣伝映画「主戦場」につい出演してしまった事を取り上げて

(上念司)・・で、この影にはなんと日本会議という恐ろしい団体があって、日本を戦前のような世の中にしようとしているんです、うわー怖い、みたいな感じなんですけど、ちょっと待てよと。仮にじゃあ、日本会議が全部乗っ取って、日本を戦前にするなんてこと本当にできるのかと。ねぇ?100%無理なんですけどね。

(ケント・ギルバート) 日本会議はそういうことしようと思ってないもん。「日本会議の正体」という本もありましたけど、でたらめなんで、だめなんですよ。

(山岡鉄秀) 日本会議って保守活動団体としては、相当マイルドか、場合によっては軟弱っていわれるんじゃないですか?だって、日本国憲法を別に停止するとも否定するとも言ってなくて、改憲、それも加憲でもいいと言ってるぐらいですから、かなりマイルドな方ですね。

(上念司) あえてね、批判を覚悟で言いますけど、日本会議の実際にやっていること、それから接触が私にも何回かありましたけど、あのしょぼさって言ったら申し訳ないですけど、あの手作り感から言って、彼らにそんな力があるとは到底思えないです、私は。そういう演技をしているんですか!?彼らは。

(ケント・ギルバート) いや違います。

(上念司) だったらもっとギャラを積んでほしいんですよね。僕一回も講演会やったことないですけど、日本会議で。

(山岡鉄秀) 弱そうだから、陰謀論(の対象になっている)。

(ケント・ギルバート) 僕、何回も行ってます。だから日本会議についてなら、僕が一番よくわかってるんですよ。一番わかってるし、ホームページに僕の動画もたくさん出てるわけですけれども、日本会議がずっと、改憲はしたい。しかし日本会議という組織自体は、それが目的なんですけどもね、資金が無い。

(上念司) そうですよね。

(ケント・ギルバート) だから資金のない団体だと思っていただいて結構です。

(山岡鉄秀) 全然戦闘力無いから、科学特捜隊より弱い。

(上念司) だって参院選の比例区で候補者一人もいないじゃないですか。日本会議。います?

(山岡鉄秀) だって、そういうの立てられない。あくまでも賛同してくれる政治家を応援するだけ。

(上念司) 農協とかに比べたら全然票無いですよね。

(ケント・ギルバート) だって金無いんですから。

(上念司) うん。金も無いですね。

(ケント・ギルバート) お金は無いんで、僕がよく講演で行くんですけども・・

(上念司) よく行きますね。(ギャラ)すごく安いんですよ。

(ケント・ギルバート) いや、そんなでもない。

(上念司) あ、そうですか(笑)。ケントさんの標準の値段からすると多分・・

(山岡鉄秀) 師匠だから。

(上念司) 師匠は特別扱いか。俺なんかびっくりするようなオファー来るんで。断ってます。

(ケント・ギルバート) 僕が行く時はね、それなりに出ますよ。

(上念司) 本当ですか?あら。じゃあ金持ってるんじゃないですか、やっぱり。

(ケント・ギルバート) いや、持ってないんですよ。そのために集めるんですよ。

(山岡鉄秀) ケントさんが出た後、無給状態になるって、しばらく。聞いたけど。職員の人が三ヶ月くらい無給になっちゃうんですよ。

(上念司) ケントさん、貰わないで行ってあげたらいいじゃないですか。

(ケント・ギルバート) あのね、山岡さん、ここで嘘をついてはいけない。

(山岡鉄秀) いやいや、これはホント。

(上念司) 大変ですね。

(山岡鉄秀) だから日本会議ってのは、陰謀も何もそんな団体でもなんでもないんですけど。

(ケント・ギルバート) 日本会議をそんな怖いものにしようとする陰謀論っていうのは、はっきりいって、笑うしかないんですね。もう本当に。

(山岡鉄秀) 実態を知ってるとね。

(ケント・ギルバート) 反論もしたくないくらいです。

(上念司) で、その日本会議が?

(山岡鉄秀) その日本会議が実は日本を影から操る、まぁショッカーか、死ね死ね団か、そういうものすごい力をもった悪の軍団で、安倍首相に対する影響力もあり、櫻井よしこさんがその広告塔となっていると。そして目指すは、大日本帝国憲法の復活と、栄えある栄光の大日本帝国への回帰であると。戦前回帰であると。

(ケント・ギルバート) 聞いたことない。

(上念司) 戦前って、戦時統制のこと言ってるんですよね?

(ケント・ギルバート) 日本会議とよく付き合ってるけど、そんなこと聞いたことないよ。

(山岡鉄秀) で、ふと気づくと、その美しい、無謬の日本の歴史に慰安婦問題という一点のしみがあると。これは絶対取り除かないといけないと。だから無理矢理にでも(慰安婦問題を)否定し、お婆さんたちの口を塞がなきゃいけないと。それがこの、師匠をはじめとする方々のリアルモチベーションなんだと(映画「主戦場」は主張している)。

(上念司) ケントさん、そうだったんですねー。

(山岡鉄秀) 師匠、そんな恐ろしいことを考えていたんですか(笑)。

(ケント・ギルバート) 全然。

(上念司) アメリカ人なのに大日本帝国復活やっていらっしゃるんですか?

(ケント・ギルバート) 全然。僕がやりたいのは、占領政策のなかでアメリカが日本に対して行った不正を正したいだけなんです。普通の国に戻したいだけなんです。

(以下、略)


日本会議がものすごい団体なら、なぜ憲法審査会すらまともに開かれないのかと。なぜ改憲案が、加憲案のような醜い妥協に満ちたものになっているのかと聞きたい。

日本会議というか、保守系の政治家だけでは通常の改憲ができないから、公明党に妥協した加憲案になっているわけで。

山岡氏は、ケントさんが日本会議に講演に行った後、日本会議の台所が苦しくなると言っている。どこまで本当かわからないが、ケントさんの講演費用は、こちらのサイトによれば30万~50万円、こちらのサイトでは50万~100万円となっている。

※前回、日本会議しょぼさの研究という記事を書いた時(2018/8/3)、日本会議のユーチューブチャンネルの登録者数は2,311人だったが、今日現在(2019/5/1)では2,597人となっていた。この登録者数のしょぼさも偽装なのだろうか・・。