鈴木傾城氏が世界的な健康食への意識の高まりについて記事を書いている。
コカ・コーラ、世界的な砂糖離れに大苦戦。「健康志向」に乗れない企業は潰れていく=鈴木傾城
山田高明氏が無農薬でリンゴ栽培に成功をした木村秋則氏の本が、モンサントの横槍でアメリカで出版されなくなった経緯を紹介している。
このように、たまたま「食と健康」についての記事を今日2本も目にしたが、私は三ヶ月前から肉と魚を食べるのをやめた。卵や牛乳は食べているのでビーガンではなく、ゆるい菜食主義に食事を切り替えた。
その理由は、インド占星術. com ブログさんの記事「【菜食&言葉】:菜食に関するインド聖者の言葉」を読んで、あまりにも肉食と魚食についてインドの聖人が悪く言っているのを読んでショックを受けたからである。そこまで悪しざまに言われるのであれば、やめたほうがいいだろうと考えた。
例えばサイババはこのように言っている。
動物を殺すのは罪です。しかしあなたは、動物を殺すのは自分ではなく、肉屋だと主張するかもしれません。それは正しくありません。
というのもあなたが肉を食するからこそ、動物が殺されるのです。もしあなたたちが皆、肉食を止めたならば、誰が動物たちを屠殺場へと連れて行くでしょうか?
それゆえ罪を犯している者は、動物たちを屠殺しているものだけではなく、食している者も含まれるのです。
このように我々は正しい食生活をしていない為に人間的な価値を失い、獣的な性格を身につけて来ているのです。
三ヶ月だけだが菜食生活を続けてみた感想を書いてみたい。
菜食は大変か?肉や魚を食べたくならないか?
私の場合、肉も魚も特に食べたくならなかった。逆にいったん肉食をやめた後に肉を見ると、なんだか残酷な食材のように感じるようになった。
さらに魚釣りも残酷な趣味のように思えるようになった。
菜食主義者は外食時はどうするのか?選べる店が少ないのではないか?
肉と魚を拒否すると、外食で選べる店が減る。会社勤めなどでつきあいが多い人は、菜食をつらぬくのは大変だと思う。
ではどういう店を選んでいるかというと、パスタ、そば・うどん、パン屋、インドカレー屋などを選んでいる。ラーメン屋のサイドメニューで野菜だけのやつを選んだり・・。肉・魚抜きの外食は不可能ではないが、行ける店が制限される。
糖質制限と菜食主義は両立するか?
私は以前、体重の増加を抑えるために糖質制限気味の食事をしていたが、菜食主義を始めてからは糖質制限をやめてしまった。
というのも、菜食と糖質制限を同時に行うと食べられる物が極端に減るからである。野菜と木の実くらいしか食材が無くなってしまう。
なので糖質制限はやめた。両方やるとガリガリに痩せられると思う。
菜食は体重にどのような影響を与えるか?
糖質制限をやめて、菜食に移った後も体重は変化していない。
ただ、純粋に体重を落としたいのであれば、菜食よりも糖質制限のほうが効くと思う。米やパン、麺などは食べれば食べるほどもっと食べたくなるような性質があって、暴食する危険性があるからだ。
菜食はマインドに影響があるか?
インドの聖賢の多くは、食べ物が心に影響すると語っている。では私の場合どうなのかというと、よくわからない。
菜食生活にしたからといって、性格が平和的になったということはない。しかし攻撃的になったということもない。
菜食が環境に与えるメリット
菜食は地球環境にはいい影響を与えるはずである。
人口増が予想されるなか、より多くの人が魚を食べるようになると、魚は絶滅の危機に瀕してしまう。
肉食のためには動物を育てる必要があるが、それには電気やガスなどのコストがかかる。
一方で野菜は食べたからといってその種が絶滅するということは無いし、生産にかかるコストも肉よりは廉価なはずである。だから、地球環境のことを考えた場合、多くの人が菜食生活を送ることには良い影響がある。
菜食を人にも薦めたいか?
興味がある人にはやってもらいたい。しかし人に強制したいとは思えない。私の家族も私以外は普通に肉を食べている。
菜食のためにデモをしたりするのはいかがなものか?と思う。自発的にベジタリアンが増えるといいのではないか。
以上。