中国に対する憎悪は、今回のコロナウイルス騒動で確固としたものになったのではないだろうか。
世界中のリアルビジネス、リアルライフ、株価に負の影響を与えたコロナウイルスの発生源(少なくとも拡散元)でありながら、中国は以下のような態度で応じた。
- コロナウイルスが世界に拡散し、人的・経済的被害を生じさせたことへの謝罪をしない。
- コロナウイルスは、アメリカが武漢にまいたウイルス兵器の可能性があると立場のある人物に言わせた。
- コロナウイルスへの対応が甘かったせいで、欧米はコロナウイルスを拡散させたと、中国が欧米を非難した。
- WHOへの政治的浸透、メディアへの圧力によって中国が悪役と報道されるのを妨害する工作を行った。
さらに、習近平が武漢を訪問して以降、中国はコロナウイルスの感染者数・死亡者数について虚偽の報告をしている可能性が高い。なぜなら、それらの数値が劇的に下がったからだ。
世界中に迷惑をかけておきながら、逆ギレ対応、世論工作、加害者から被害者への立場のすり替えなど、常識では考えられない行動を中国は稚拙な形で取っている(この空気の読めなさを奥山真司氏は「大国の自閉症」と形容している)。
これまで中国に対してそれほど興味を持っていなかったノンポリの西洋人も、さすがに今回の騒動でキレたのではないだろうか?
コロナウイルス騒動が終わった後に、中国がどのような落とし前をつけさせられるのか、心配である。なぜ心配なのかといえば、
- 今の中国の首脳部は愚かなので、(やけくそで?)戦争をするかもしれない。
- 中国が内戦状態になり、多くの難民が日本に流れてくるかもしれない。
からである。内戦無しで中国共産党が崩壊して、中国がより民主的な国になってくれればいいけれども、中国が変わる時はハードランディングな形で変わる可能性がある。
なんにせよ、中国共産党はただではすまないだろう。たとえば巨額の損害賠償である。
「中国武漢コロナウイルスへの対応で米政府が使った費用と同じ分だけ、中国が保有する米国債の債務減免をすべきである」
こういう意見が米国で出てきてもおかしくないと思って探してみたら、やはりあった。米国がやれば、中国に国債を買われている他の国も追随するだろう。 https://t.co/ONsO905Ce2— Hideki Kakeya (@hkakeya) March 20, 2020
コロナウイルス騒動が一段落した後、別の形の動乱に我々はつきあわされる可能性が高い。