暇なのでちゃんMARI(本名:福重まり)さんが素敵だということについて書きたい。
ちゃんMARIさんは、ゲスの極み乙女のキーボードで、ピアノが天才的だが、最近は歌も歌うようになった。彼女の声は、現代風に言えば、エモい。なにか懐かしさを呼び起こす力がある。
以前、ゲスの極み乙女でもっぱら歌っていた女性は、ドラムのほないこかさんだったが、2020年に出たアルバム「ストリーミング、CD、レコード」ではちゃんMARIさんの歌うパートが増えた。
サビの前までを川上絵音氏が歌って、サビでちゃんMARIさんに替わるパターンが多いのだが、彼女の歌声は細く透き通っていて、とても印象に残る。
「問いかけはいつもためらうためにある。持たない関係は美しい。
問いかけはいつもためらうためにある。大人は教えてくれない」
青臭いような歌詞だが、ちゃんMARIさんのまっすぐな声だと、素直に聞ける。声の質と、歌詞の内容がぴったりはまっている。
「そのまま 愛以外はそのまま ハートなんて揺らして泣いてくれよ」
サビの部分をちゃんMARIさんが歌うことで、何かがとても良くなっている(何かとはなにか?音楽を言葉で書き表すのは難しい。空気とか雰囲気とかそういうもの?)。
さらに今日、アップロードされた新曲「YDY」では、メインボーカルがちゃんMARIさんになっているが、やはり彼女の声が曲を引き立てている。ちゃんMARIさんの歌声が夏の終りのせつなさを過不足なく伝えているというか。
見た目も愛らしく、ピアノも超絶技巧で凛として時雨のTK氏のライブにも呼ばれていて、
歌声も素敵で、さらにはなんと作詞作曲した曲もとても良いのである。
彼女は福重まり名義で、アルバム「JAPANESE ONNA」を出しているが、非常によくできている。品が良く、何度聞いてもストレスにならない。彼女の表現する世界観が美しく、その美しさがじっと聞き手に発見されるのを待っている感じがする。
川上絵音氏も天才だが、ゲスの極み乙女は、ちゃんMARIさんもものすごい才能を贈られている人だ。私は彼女が本当に天才で素敵で愛らしいと思う。