youtubeチャンネル登録者数に見る世論の変化2021年2月

youtubeチャンネルのチャンネル登録者数の変化から、今、日本でどのような政治的番組が人気があるのか、勢いがあるのかを可視化してみたい。

動画チャンネル名、登録者数、対前月増加数、対前月増加率の順で書いています。

前回:2021年1月18日

※例によって、保守系か左翼系かの分類は筆者の独断による。

※※左翼・リベラル側のチャンネルで面白いのがあったらコメント欄で紹介してください。

保守系ユーチューブチャンネル登録者数

DHCテレビ 817,000人 +24,000(+3.0%)

KAZUYA Channel 707,000人 -8,000(-1.1%)

SakuraSoTV 521,000人 +7,000(+1.3%)

及川幸久 THE WISDOM CHANNEL 449,000人 +9,000(+2.0%)

【公式】竹田恒泰チャンネル 2 387,000人 +6,000(+1.5%)

文化人放送局 378,000人 -2,000(-0.52%)

WWUK TV 362,000人 +14,000(+4.0%)

上念司チャンネル 345,000人 -4,000(-1.1%)

高橋洋一チャンネル 303,000人 +39,000(+14.7%)

藤井厳喜の『ワールド・フォーキャスト』 296,000人 -2,000(-0.67%)

フィフィ(FIFI) 274,000人 新規

ニューソク通信社 271,000人 +3,000(+1.1%)

WiLL増刊号 263,000人 +16,000(+6.4%)

我那覇真子チャンネル 242,000人 +8,000(+3.4%)

古是三春(篠原常一郎)チャンネル 209,000人 +1,000(+0.48%)

チャンネルくらら 191,000人 +1,000(+0.52%)

妙佛 DEEP MAX 189,000人 +3,000(+1.6%)

松田政策研究所チャンネル 189,000人 +9,000(+5.0%)

言論テレビ 162,000人 +5,000(+3.1%)

Harano Times Official Channel 160,000人 +9,000(+5.9%)

ケント・ギルバート 144,000人 +1,000(+0.69%)

KAZUYA CHANNEL GX 140,000人 -3,000(-2.0%)

未来ネット(旧:林原チャンネル) 139,000人 +7,000(+5.3%)

青山繁晴チャンネル・ぼくらの国会 125,000人 +14,000(+12.6%)

一般社団法人 JCU 122,000人 +11,000(+9.9%)

百田尚樹チャンネル 117,000人 変化なし

桜井誠チャンネル 108,000人 +1,000(+0.93%)

石平の中国深層分析 95,000人 +1,000(+1.0%)

くつざわ亮治 93,600人 +23,300(+33.1%)

チャンネル正論 79,400人 +4,100(+5.4%)

奥山真司の地政学・リアリズム「アメリカ通信」 68,900人 +2,700(+4.0%)

花田紀凱「月刊Hanada」編集長の「週刊誌欠席裁判」 68,600人 -300(-0.43%)

参政党【政党DIY】 67,700人 -400(-0.58%)

みやわきチャンネル 66,400人 +900(+1.3%)

有本香チャンネル 61,900人 +400(+0.65%)

岩田温チャンネル 61,100人 +5,700(+10.2%)

ほんこんのちょっと待て 60,600人 新規

チャンネル桜北海道 38,400人 +1,500(+4.0%)

チャンネル桜沖縄支局「沖縄の声」 37,800人 変化なし

左翼系ユーチューブチャンネル登録者数

ワラしがみ 330,000人 新規

れいわ新選組 178,000人 +1,000(+0.56%)

たかまつななチャンネル 98,000人 新規

デモクラシータイムス 76,600人 +1,200(+1.5%)

videonewscom 70,800人 新規

山本太郎 66,900人 -200(-0.29%)

日本共産党 62,600人 +3,200(+5.3%)

Movie Iwj 53,800人 +300(+0.56%)

Choose Life Project 51,800人 +4,300(+9.0%)

日仏共同テレビ局France10 44,900人 新規

ニューズ・オプエド 15,200人 +400(+2.7%)

立憲民主党 13,100人 +400(+3.1%)

のりこえねっとTube 8,270人 +110(+1.3%)

前進チャンネル 7,360人 +110(+1.5%)

どちらともいいがたいチャンネルの登録者数

堀江貴文 ホリエモン 1,180,000人 +10,000(+0.85%)

立花孝志 441,000人 -4,000(-0.89%)

「新」経世済民新聞 三橋貴明 公式チャンネル 301,000人 +16,000(+5.6%)

張陽チャンネル 231,000人 +9,000(+4.0%)

KonoTaroGomame 197,000人 変化なし

鳴霞の「月刊中国」YouTube 150,000人 -1,000(-0.66%)

カナダ人ニュース 124,000人 +15,000(+13.7%)

自民党 67,500人 変化なし

政策カフェ 66,200人 +2,100(+3.2%)

公明党 63,000人 +4,500(+7.6%)

たまきチャンネル 35,000人 +700(+2.0%)

アゴラチャンネル 27,600人 変化なし

雑感

コメント欄でいくつか左寄りのチャンネルを教えていただき、追加しました。ありがとうございます。

どうしたら政治系動画で人気がでるか?

政治の話は、真面目に語ると暗くなるというか、厳しい現実に向き合わざるを得なくなる。だから、政治系動画は、その他の分野の動画に比べて、チャンネル登録者数が少ない。

そうした面をカバーするために、政治系動画で人気を出すには明るい、元気がでる、威勢がいい、笑いがある、温かみがあるなどの要素が必要だと思う。

虎ノ門ニュースが人気なのは、テレビ風の演出で明るく、テンポがよく、一定の明るさや笑いがあるからだろう。

初期の文化人放送局も、ビールを飲みながら、北朝鮮のミサイル問題について語っていて、斬新だった。

竹田恒泰氏の動画を除いたオンザボード系の動画がいまいち登録者数を増やせないのは、「左もだめだけど、右もだめ」というスタンスで、苦しい現実を突きつけてくるところにあるのではないだろうか?(KAZUYA CHANNEL GX、奥山真司のアメリカ通信など)

ケント・ギルバート氏、上念司氏、奥山真司氏、KAZUYA氏、倉山満氏らが合同で米国大統領選挙を総括する動画を出していたが、結局、上念氏やKAZUYA氏が人気を落としたのは、一部の視聴者が馬鹿にされたと感じたからではないか。視聴者を馬鹿にするような言辞は、動画配信も客商売なのだから、言いすぎてはいけないと思う。

左がだめなのは当然として、右もだめ(自民党もだらしがない等)、視聴者には説教というスタンスだと視聴者は離れていく。

視聴者と発信者が共にある、という感覚を出せているから、及川幸久氏なんかは人気が出ているのだと思う。