参政党の勢いはすごい。各地で行われているタウンミーティングが満席になったり、街頭演説に数百人が集まったりしている。新宿駅西口のこの写真もすごい。
#GW後半の気分を上げるセリフ
は、「1、2、参政党!」で。
新宿駅での街頭演説もあるし、徳島、大分、佐賀でのタウンミーティングなど、各地でイベントも開催されます。#ゴールデンウィーク#DIY pic.twitter.com/72HPMzFxo0— 片岡まこと (@LHUMhsssgOXCkdg) May 3, 2022
事務局長の神谷宗幣氏は、3議席取ることを現実的な目標にしていると演説で言っていた。私の感覚からしても、1議席は絶対に取れると思う。2議席も余裕かも?と思わせる動員がある。
私が住んでいる田舎でも駅で街頭演説をしていたが、目測で200名は集まっていた(そして聴衆の7割はノーマスクだった)。タウンミーティング(300席以上あった)も満席だった。老若男女バランスよく人が来ていた(タウンミーティングでは8割がノーマスクだった)。
これが参政党の特徴だ
参政党の特徴と思われる点を以下、紹介したい。
スピリチュアリズムに親和的である
宗教をベースにした政党は、公明党・幸福実現党とあるが、それらの政党は、広義のスピリチュアリズムとは離れている。今ある政党の中では、スピリチュアルな人たちが最も親しみやすいのは参政党だろう。矢作直樹氏や並木良和氏が神谷氏のイシキカイカク大学で講師をしている。
言いたいことを言うスタンスである
西側社会の言論は統制されている。日本も同様で、アメリカの大統領選挙の不正問題、本当に脱炭素をする必要があるのか、コロナウイルスの起源、コロナワクチンの有効性・安全性、ウクライナのダークな面などについて言及するのはタブーとなっている。
しかし、こうした事柄について、参政党はタブーと知りつつ、言及していくスタンスである。テレビや新聞の報道に飽き足らない人達にとって参政党は頼もしい政党だろう。また、こうした言動が言論の自由を広げてゆくので、社会全体にとっても有益だ。
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陰謀論許容型でかつ右寄りである
参政党は国際金融資本などについて言及するのが普通である。これは既存政党にはない特徴だ。これを陰謀論として切り捨てるのか、検討に値する話だとして直視するのかは人それぞれだ。つばさの党も陰謀論許容型の政党だが、政策や信念は左寄りだ。
陰謀論としてレッテルが貼られている話も、多くの人が口の端にのせれば、それは陰謀論ではなくなる。
神谷宗幣氏の演説より。
「今もいっぱい誹謗中傷を受けているけれど、十中八九嘘ですから。確かに記載が不十分であって誤解を生んでいるところとかはある。
左派の人たちは僕らが保守だから、『戦争するんじゃないか』みたいなことも心配されている方もいらっしゃるけど、さっきの話聞いたらわかるでしょう?僕たちは国民の皆さんの権利を奪おうとか、自由を奪おうとか何か騙そうとか、そんなのは1ミリも考えてない。
相手は大きな国際金融の資本なんです。グローバル全体主義なんですよ。世界各国そこと戦ってるでしょ?アメリカではトランプさんを応援する人たちはそこと戦ってきたはずだ。フランスでも戦っている人たちがいる。プーチンだってひょっとしたらそこと戦っているのかもしれない。そうでしょう?
世界の人達は立ち上がり始めているんですよ。でも日本に、立ち上がるプラットホームがないから、みんなバラバラで個別にやっていたら、陰謀論者だとかデマを言っているとか、そうやって叩かれるから、だからプラットホームが必要だと思って参政党を作ったんです」
党内選挙がある政党である
一般党員(月1,000円)になれば、候補者を信任するかどうか、選挙前に投票できる。自民党員になっても、小選挙区の候補者を信任するかどうかの投票はできない。
間口の広い政党である
大まかな方針は決めてあるが、細かな政策は決めていない。そういう意味で間口の広い政党となっている。これはおそらく多くの人を集めるために故意にそうしているのだろう。重要な方針についてどうするかを党内の選挙で諮って決めれば、党員としても決定に納得できるのではないか。
利益団体が背後にいない政党である
ほとんどの政党はなんらかの利益団体が背後にいる。経済団体、企業、宗教、労組、特定の職業集団(医者とか)などだ。今のところ、参政党にはそういった利益団体が背後についていない。主な収入は党費のようだ。だから、いわゆる忖度がない政党である。
れいわ新選組もこうした草の根系だが、参政党は右寄りで、れいわより現実的なスタンスだと思われる。
次世代重視の政党である
日本の政党は、投票率が高く、人口が多い高齢者向けの政策を組みがちだが、参政党は将来の日本人に、日本をきちんと引き継ぐことを考えている。教育をもっとよくすることも考えている。次世代重視の政党だ。
支持者に受け身・依存からの脱却を求める政党である
神谷宗幣氏が言っていたが、支持者には「信者にはなってほしくない」そうだ。一人ひとりが考えて行動してほしいと突き放している。被害者気質、人任せ気質から、個々人を脱却させ、未来に向かって活動するよう促している政党だ。
プロパガンダに強い人達が集まる政党である
参政党に集まっている人たちは、既存の政治家・テレビ・新聞には不信感を抱いている。コロナ禍でなにか変なことが起きていると思って、ネットで検索したりして、参政党にたどりついた人が多い。だから、参政党の支持者は、マスコミの誘導には乗せられない人が多い。
日本の政治は、あまりにもテレビに誘導されすぎている。参政党が党勢を増せば、マスコミの影響力から脱却する人が増え、それは日本の国益にとってもプラスになるだろう。
以上、参政党の特徴と思われる点を挙げてみた。
参政党の党員数と党費は?
参政党の党員とサポーターの合計数は、2022年5月21日時点で28,000人くらいだそうだ。サポーターは党費ゼロ、メルマガ会員が月額500円、一般党員が月額1,000円、運営党員が月額4,000円である。
参院選の立候補者数は?立候補者は?
全国比例が5名で、下記の人たちが候補者である。
地方選挙区は、45全ての選挙区に候補者を出すそうだ。
参政党の弱点はなにか?
いいところばかり書くのはフェアではないので、弱点も書いておこう。参政党は、コアになる方針を出している(3つの重点政策と新しい国づくり10の柱)。
3つの重点政策
- 子供の教育(学力(テストの点数)より学習力(自ら考え自ら学ぶ力)の高い日本人の育成)
- 食と健康、環境保全(化学的な物質に依存しない食と医療の実現と、それを支える循環型の国環境の追求)
- 国のまもり(日本の舵取りに外国勢力が関与できない体制づくり)
しかし具体的な政策となると明確でないものがある。例えば原発再稼働だ。候補者の中には賛成の人もいるし反対の人もいる。
具体的に方針を政策の中にどう落とし込むのか、参政党が態度を表明したとき、支持者の一部は離れていくかもしれない。
自民党にも維新にも公明党にもがっかりした人におすすめの政党
コロナ禍において、きちんとした治験も経ずにコロナワクチンが猛プッシュされ、なにかおかしなことが起きていると思った人は多いのではないだろうか?そういう状況でも、既存の政党の政治家は沈黙を続けていた。河野太郎氏など、一部の政治家は危険など無いかのように強弁して、コロナワクチンを強烈に推進した。
その結果、多くの人が死亡し、副作用に苦しんでいる。
ロシア・ウクライナ問題では、アメリカの左翼メディアが作った物語を、自民党も維新もほとんどの政治家がそのまま受け入れて、操り人形のように振る舞っている。
おそらく参政党の政治家はそうした振る舞いをしないだろう。大手外資製薬会社にもいうべきことをいうだろう。外資に国民の健康を売ったりしないだろう。
だから、自民党や維新にがっかりした人にはおすすめの政党だ。
また、公明党にがっかりしている創価学会の人にもおすすめだ。公明党は中国のウイグル民族弾圧をかばうような発言をし、日本の国力を弱めるような政策変更を行っている。これらが創価学会の理念に合致するとは思えない。公明党に失望した創価学会員にも、参政党はおすすめの政党だ。
次の参院選、どこに投票するか迷っている人は是非、検討してみてほしい。