かつて参政党について、2-3議席獲得できるのではないかという予測記事を書いたが、外れそうだ。
選挙ウォッチャーちだいという方が有料noteで、参政党が3議席獲得すると予想しているが、
【選挙ウォッチャー】 参院選2022・事前予測レポート(比例区)
選挙ドットコムとJXの共同調査では参政党の支持率は伸びていない。
参院選直前!最新の内閣支持率・政党支持率・比例投票先は?!2022年6月選挙ドットコムリサーチ
NHK党に電話調査でもネット調査でも負けているのはまずい(NHK党は今回議席獲得数はゼロだろう)。
参院選の全国比例で一議席取るには、100万票(約2%)の得票が必要だ。前回の参院選でNHK党はそれを成し遂げ、国会議員を出すことができた。立花氏によるユーチューブでの宣伝活動に加え、各地の市議選で候補者を出していたことが、認知度を高めることに役立ち、結果を出せたのだと思う。
参政党は地方選挙をほとんど経ずに、今回の参院選にリソースを投入しているから、ほとんど一般に認知されていない。
参政党の特徴は、①反マスク・反ワクチン②右寄り③脱アメリカ依存なので、仮に認知されていたとしても、この方向性が刺さる人はそれほど多くない。成人の3%くらいしかいないかもしれない。
ただ彼らの主張がきちんと届けば、賛同する人は日本全国で数百万人いると思う。
参政党に私はおおいに期待しているので、なんとか1人は国会議員を出して欲しい。
※2-3議席獲得できるという記事を書いた頃は、保守言論人が参政党に好意的に言及してくれると考えていた。竹田恒泰氏、百田尚樹氏、有本香氏、フィフィ氏らである。しかし、今のところ、参政党を応援しているのは、坂東忠信氏、我那覇真子氏、山岡鉄秀氏といった虎ノ門ニュース系とは一線を画した人たちのみである。これは予想外だった。
参政党から国会議員が出ないと何がまずいのか?
参政党から議員が一人出ようが出まいが、日本の政治に大差はない。しかし、一人でも議員が出れば、これまでの既存政党と官僚によるコロナ政策に異議を唱えてくれるだろう。
岸田政権は、感染症危機管理庁を設立し、アメリカCDCの日本支部設立を受け入れようとしている。これは次のパンデミックで、日本がさらにアメリカ左派の言いなりになることを意味する。
コロナ禍におけるいきすぎた対策が反省されるのではなく、次のパンデミックでさらに強制的な対策が日本人に課されるのである。
既存政党はコロナワクチン等に賛成し、接種を勧めてきたから、今更コロナワクチンに批判的になれない。マスコミも同様である。
コロナワクチンに批判的な参政党の議員が出なければ、既存政党(与党と野党両方)とマスコミと官僚はアメリカ左派主導の疾病対策を今後も従順に受け入れることが予想される。誰も異議を唱えないから、次のパンデミックでもまた大勢の日本人は騙され、犠牲になる。
これがまずいのである。誰かが勇気を出しておかしいものはおかしいと言わなければならない。自民党の山田宏議員は、「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」の発起人だったはずなのに、横槍が入ったのか、これに不参加になってしまった。自民からも維新からも、この議員連盟には参加者はいない。
これくらいワクチンへの批判は禁忌となっているのである。
こうした状況をおかしいと思う人は参政党の議員を国会に送り出す手伝いをしてほしい。