マレーシアと中国に行ってきました

マレーシアでMM2Hを取得

以前から手続きをしていたMM2Hビザをマレーシアで取得しました。このビザを知ったのは5年前。ようやく取得完了です。

前回、ビザ取得のために銀行口座を作りにマレーシアに来た際は、ビザ取得代理店の方にマレーシアの治安について聞かされ、びびりましたが、その方に最近治安はどうですか?と聞くと「全然問題ない」とのこと。

マレーシアの治安はいったいどのように評価したらいいのか、いまだによくわかりません。一人で街をふらふらして、怖いなと思ったことはほとんどありません。しかし、いまだにnumbeoの都市別治安ランキングでは悪い方にランキングされています。

これでフィリピンとマレーシアのビザをとったわけですが、どちらの国がましか?と問われれば、マレーシアの方がよさげです。待ちゆくビジネスマンを見ていても、マレーシアの方が先進国っぽい。ビザ取得のために滞在した日数を比べても、行政のまともさはマレーシアの方がましです。

街を歩くと、若者が多く活気が日本とは違うのが印象的でした。マレーシアの平均年齢は約28歳だとのこと。平日の夜にPCやスマホが売っているビルに行くと、大勢人がいて驚きました。

久しぶりに中国へ

クアラルンプールから、3年ぶりくらいに中国に行きました。上海近郊の地方都市にある、妻の実家が目的地です。

婁山関路駅周辺にまず行ったのですが、駅から直結する新しいショッピングモールができていて賑わっていました。日系のトンカツ屋さんがあり、中を覗いたところ、土曜の夕方5時代で、席は8割埋まっていました。その後、近くにある日本人がやっているうなぎ屋に行きましたが、席はほぼ満席で、客の半分は若い中国人でした。上海の中流の購買力は衰えていないなと思いました。

上海地下鉄路線図

路線が増えていく上海地下鉄

管理社会化が進む中国

その後、新幹線に乗りに上海虹橋駅に行ったのですが、プラットホームに入る際に、チケットと身分証をチェックするゲートが新たに設置されていました。3年前にはなかったものです。

すべての線でこのチェックを行っているわけではないようで、上海-南京のような近距離の線ではチェックがありませんでした。

私の記憶では、新幹線乗車時の管理の厳格さは下記のように変化しています。

  1. 6年前くらい 身分証なしで乗車券購入可
  2. 5年前くらい 乗車券購入時に身分証提示
  3. 3年前くらいから現在までの間 プラットホームに入る際にも身分証提示(場合によっては2回)

新幹線に乗ったところ、警察のような制服を着た男が社内を巡回しており、チケットをチェックしています。チケットのチェック自体は以前からあったものの、警察のような制服を着た者の巡回は初めて見ました。

後日、その地方都市から上海へ別件で新幹線に乗る用事があったのですが、うっかりパスポートを持ち忘れてしまいました。取りに帰る時間もなく、仕方なく一か八かで日本の自動車免許証を提示したところ、通してもらえました・・。乗車券に印字されているのはパスポート番号なので、免許証を見せても、チケットが私のIDと一致しているかどうかわからないのですが、外国人なのでパスされたのでしょうか。

妻の実家に着いて、インターネットを巡回したところ、以前は見ることができたライブドアブログが見られなくなっていました。その他、インスタグラムやfeedly、2chもアクセスが不可になっていました。これらは3年前はアクセスできた気がするのですが・・。ちなみに2ch.scはアクセス可能でした。なぜか四季報オンラインもアクセス不可です。

G20が近づいているせいからかもしれませんが、中国の国民への監視・管理は以前より進んでいる印象です。中国は以前よりさらに魅力がなくなってきているように思います。

上海虹橋駅

プラットホーム内が仕切られている上海虹橋駅。仕切りの向こう側は、身分証とチケットの二重確認が必要だった。

新幹線駅前が急速に開発されていて驚いた

妻の実家は、新幹線が止まる駅から歩いて30分くらいのところにあります。その某駅の周辺は、5年前はほとんど何もない更地が広がっていたのですが、現在はマンション、オフィスビル、ショッピングモール、学校などがあれよあれよという間に作られていて、急速に発展していました。

周辺住民にとっては便利になっています。ただ、消費需要自体はおそらくそれほど増えていないので、ここで消費が増えた分、他での消費が減るのだろうなと感じました。実際、以前からの商業地に行ってみると、若干寂れて見えました。中国の小売は、客の奪い合いで、競争が激しくなっています。

電動バイク

電動バイクに乗る人は、やはりノーヘルが基本。幼児やペットが同情することもある。

子供を甘やかす親と最大限に甘える子供

中国に行って、久しぶりに思い出したのですが、中国人は(日本人の観点からすると)子供をめちゃくちゃ甘やかします。

そのせいか、子供もやたら幼児っぽく話し、親に甘えます。私にはなよなよして気持ち悪く感じます。

中国人の祖父母に再会した私の子どもたちも、祖父母の甘やかしに遭遇して、なよなよ化していました。

中国人の親や祖父母は、日本人とくらべて子を叱る頻度が少なく、欲求を最大限にかなえてやろうとするんですよね。こういった育児の習慣は、中国人の成人の性格にどのような影響を与えているのか考えてしまいました。

喫煙者にはあいかわらず甘い国、中国

中国のトイレは臭いことが多いです。便臭がするというわけではなく、タバコ臭いことが多いのです。それは、喫煙を我慢できない人がトイレでタバコを吸うからです。

新幹線などのプラットホームでも、乗車までの数分間でタバコを吸います。タバコ嫌いの身としては、こういう面を改めてほしいと思います。

プラットホームで喫煙する中国人

中国の管理社会化については、民主化運動を行って逃亡生活を続けている中国人が書いたこの手記が詳しいです。