暮らしと夢の内容の相関関係
高校生3年生の頃に、夢の内容はその人にとってホメオスタシス的なものになるのではないかと考えた。普通か、良い生活を送っていれば悪い夢を見やすく、つらい日々を過ごしていればいい夢を見やすいのである。
当時、すでに部活を引退して、毎日受験勉強を下宿でしていた。夏休み期間中はほぼ誰とも話さない生活が続いた。
孤独感が極まると、夢に大勢の知己が出てきて、賑やかな気分で目が覚めることが多くなった。
そのような孤独な生活が新学期が始まるなどして終わると、夢の内容は通常に戻った。
先日、妻子が先に妻の実家に帰省し、数日間一人暮らしになった。すると、たちどころに夢に大勢の懐かしい人が現れるようになり、寝起きの気分はよくなった。
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一般的に人が見る夢は、悪夢の割合が高い。悪夢を見ることで、人間は危機に対するシュミレーションを重ねているという仮説がある。
一方で、私は夢には、感情の状態を中立化させる働きがあるように思う。通常の生活において、悪夢の割合が高いのは、大半の人は感情状態が普通か良い状態にあり、悪夢を見ることで、感情の状態を中立的にしているのだと思う。
以上、何のエビデンスも無い話ですが、書いておきます。
コメント
とても興味深いお話をお聞かせ頂きありがとうございます。
なるほど、確かに気分のいい日にいい夢を見るとか
嫌な日に辛い夢を見るといった輪をかけるようなことって
記憶にありません、
これから注意深く観察してみます。