国債が暴落するのは時間の問題だが、そうなっても(幸か不幸か)焼け跡にはならない。メガバンクのもっている国債のデュレーションは平均3年ちょっとだから、会計処理でごまかせる。長い国債をもっている地銀や信金がつぶれて地方経済が壊滅するだけ。
— 池田信夫 (@ikedanob) 2015, 2月 21
池田信夫氏は数年前から、国債が暴落して地銀が飛ぶ、みたいな話をされています。
実際、どの程度地銀が、そして大手銀行が国債を保有しているのか、有価証券報告書から調べてみました。選んだ銀行は、ランダムに25行です。順位は、総資産に対する国債保有高比率です。
水色で示した大手銀行の総資産に対する国債保有高は地銀と比べて、多くもなければ少なくもない感じです。池田氏はデュレーションに触れていますが、有報にはデュレーションは載っていませんでした。もし本当に国債が暴落するようなことがあった場合、比較的やばいのは七十七銀行でしょうか。前年の残高との比較でいえば、みなと銀行は国債保有高を半分近く減らしていました。
こちらからは以上です。