昭和の雰囲気が残るものに接するとこみあげてくるものがあるけれど

昭和の雰囲気に接すると懐かしくてたまらなくなる

昨日、近所にある古い銭湯に初めて入った。狭苦しいサウナの中には薄型テレビなどなく、音楽プレイヤーから小さく演歌が流れていたのだった。

最近できた温泉施設には、サウナにも浴槽にもテレビが設置されていることが多く、無粋なワイドショーをそこでも見せつけられ不愉快になることが多かっただけに、懐かしい歌が静かに流れているサウナには好感が持てた。

春頃に釧路に旅行に出かけた際にも昭和の雰囲気が色濃く残る飲み屋街に魅了された。

栄町1

キャバレー

昭和の雰囲気に接すると懐かしくてたまらなくなり、それを保存していつまでも残るようにしておきたくなる。

しかし、こういう古き良き昔の日本が戻ってくることはありえない。

投資家でもある鈴木傾城氏が、「投資家は必読」と書いていた河合雅司著「未来の年表 人口減少社会で起きること」を読むと、今後の日本は大きく変質していくことが予測できる。

悲惨極まりない日本の未来を覚悟して、現実主義で生き残れ

どのように日本の人口は減っていくか

あまり遠くの未来を見てもしょうがないと思えるので、河合氏が近い未来を予測したカレンダーを引用すると、下図のようになっている。

人口減少カレンダー

2019年世帯数がピーク、2020年女性の過半数が50歳以上、2025年東京の人口が減り始める、2030年東京郊外にもゴーストタウンが広がるなど不吉な予測が並ぶ。

このままでは日本の人口はどんどん減っていってしまうが、著者の河合氏は安易な移民受け入れには反対の立場である。「人口減少下で移民を大規模に受け入れる政策は、人口規模を維持することと引き替えに、日本人が少数派になることを許すものだと認識すべきである。『国のかたち』は変容し、われわれが認識する日本とは全く違う『別の国家』となるだろう」と書いている。(本には、河合氏が提唱する移民受け入れを含まない人口減少社会への処方箋が書かれているので、興味のある方は読んでみてください)。

それはそうだが、現政権は日本の永住権を取りやすいものとしているし、今後も外国人受け入れはある程度進んでいくのではないかと私は考える。

移民受け入れと人口予測

本の中でも紹介されているが、上図は内閣府が作成した資料で、毎年移民を20万人受け入れれば、2060年においても人口1億人超をキープできると予測している。逆に受け入れなかった場合、2060年には人口が8674万人まで減少する。ちなみに、こちらの産経ニュースによれば、2016年には外国人人口は14.8万人増加している。

おそらく政府は毎年移民を、20万人まではいかずとも10万人程度は受け入れていくのではないだろうか?

そうなると河合氏が書くように「国のかたち」も変わっていくはずで、資本主義が加速するのも相まって、昭和の古き良き文化が復活することは到底ありえなくなる。

効率的なチェーン店、中国っぽい何か、韓国っぽい何か、フィリピンっぽい何か、インドっぽい何かが日本に今より増えていくのだろう。こうした流れに個人では逆らえない。

昭和の雰囲気が味わえる場所には行けるうちに行っておきたい。

しかし、なんか悲しいよね。

※「未来の年表」は、鈴木傾城氏が書いているように、投資家にも役立つデータがたくさん書いてあるのでおすすめだ。

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