自民党員になるメリット・デメリット

調べていたのでまとめた結果を書きます。

※間違っている点があったらコメント欄でご指摘願います。

自民党員になるメリット

総裁選で投票できる(総理大臣を選ぶ選挙で投票できる)

さきほどツイッターを見ていたら、下記のツイートが目についた。

野田聖子も石破茂も絶対に総理にしてはだめだ!と書いている。政治家ウォッチャーなら、この人を総理大臣にしたいとか、逆にこの人にはなってほしくないという願望があるだろう。

自民党が衆議院で与党の場合、自民党の総裁が総理大臣になれる。自民党員になると、一般人でもこの総裁選挙で投票できる。これが自民党員になる最大のメリットだろう。

一般の自民党員の票の重さは、国会議員の自民党員の票の重さと比べるとかなり軽いため、一個人の投票が総裁選の結果を左右することはまずないだろうが、次の総理を選ぶ過程に参加できるのは楽しいだろう。

2020/8/29追記 両院議員総会で自民党総裁を選ぶ場合は一般党員は投票できない

2020年8月28日に安倍総理が辞任する意向を明らかにした。任期途中で総理(自民党総裁)が辞任する場合は、一般的な自民党内の投票ではなく、両院議員総会で自民党総裁を選ぶことができるそうだ。

その場合、自民党の国会議員と各都道府県連から3人ずつが投票し、次の総裁を決める。一般の自民党員や党友は総裁選に投票できない。しかし、この方法で選ばれた自民党総裁の任期は、辞任した前総裁の本来の任期までとなるので、一般の党員でも、4年に1度は総裁選選挙で投票できる。

国民政治協会に寄付しても総裁選の投票資格を得ることができる

財団法人国民政治協会に、二年連続1万円以上寄付することでも、自民党総裁選での投票資格を得ることができる。

国民政治協会は自民党の政治資金団体である。総裁選で投票はしたいけれど、自民党員になるのはハードルが高いという方にはこちらがおすすめだ。

自民党員になるデメリット

年会費がかかる

自民党員になるデメリットは年会費の支払い義務が生じることぐらいだろうか?金額は年間4,000円である。

総裁選の前2年間に党費を納めることで総裁選での投票資格が生じる。

他の党に入党できない

自民党員になれる条件は、

  • 党の綱領、主義、政策等に賛同される方
  • 満18歳以上で日本国籍を有する方
  • 他の政党の党籍を持たない方

なので、当然、他の党には入党できない。

年一回支部会の総会に出席を求められる

年に一回、小選挙区ごとの総会に出席を求められ決算などの報告が行われる。ただし、はがきで議決権を行使して欠席してもよい。

議員のポスターを自宅や会社に貼らせてくれと言われることがある

その他に、議員の後援会に入って欲しい、資金集めパーティーの案内が来ることもある。これらはもちろん受け入れるか(参加するか)どうかは自由だ。

よくありそうな疑問

自民党に入ると党の仕事を手伝わされたりするのか?

よく駅前で共産党員らしき人たちが政治活動をしているが、ああいった活動に自民党員は動員をかけられるのか?というと私が調べたところ、そういった雑用はない(違ってたらすいません)。

会議などがあるわけでもなく、基本的に何かしなければならないことが発生するわけではない(と思われる)。

自民党に入ると自民党にしか投票できないのか?

自民党員でも自民党に投票しなけれならないということはない。

誰が誰に投票したかなんてチェックできないからね・・。

簡単に辞められるのか?

辞めますといえば簡単に辞められるそうだ。

どのように自民党員になるのか?

自民党のウェブサイトには、

◎「入党申込書」に氏名、住所、電話番号などを記入し、党費を添えて、最寄りの支部にお持ちください。
◎党費:一般党員 年額4,000円
◎お申込みには、紹介党員が必要です。お知り合いに党員がいない場合、ご地元の支部にご相談ください。

とある。紹介党員が必要と書いてあるが、ご相談くださいとあるように、実際には紹介者がいなくても入党できる。

自民党の国会議員には党員を毎年1,000名獲得するノルマがある。なので、自分の好きな議員のウェブサイトから「党員になりたいんですけど~」と問い合わせしてみるとありがたがられるかもしれない。丸川珠代議員は昨年獲得した党員がわずか2名で、ニュースになっていた。

髭の隊長こと佐藤正久議員は、党員獲得に熱心で、ウェブサイトでも路上のポスターでも党員募集をアピールしている。青山繁晴議員ですらブログに党員募集のことを照れくさそうに書いていた。

佐藤正久党員募集

現在浪人中の田沼たかし氏も、1,000人獲得できたことを嬉しそうに書いていた。このノルマはなかなか大変そうである。

というわけで、自民党員になるには誰かに紹介してもらうか、地元の支部に連絡をとればいいのだが、国会議員に問い合わせをしてノルマ獲得を助けるのもいい方法だと思われる。

陳胡痒氏によれば、入党の目的によってどのように党員になるかも考えたほうがいいようだ。市町村で陳情の機会が多いなら市町村議員から申し込むのがいいし、国政レベルで国会議員との接点を持ちたいなら国会議員を通して申し込むといい。

以上、どうせ自民党を応援するのなら党員になってみれば!と思っている者が書いた記事でした。

陳胡痒のworld viewさんがこの記事についてコメントをしてくださっていたので、許可を得て、引用して付け加えています。青字の部分です。

コメント

  1. hira より:

    米国の先制攻撃はあると思われますか?

  2. nextir35 より:

    はい。ありうると思います。報道をよく見て準備が進んでいるかどうか注視したほうがいいと思います。

  3. hira より:

    ありがとうございます。
    日本政府には事前に連絡があるのでしょうか?
    一般人が事前に準備できることはありますか?
    (飛行機には乗らないなど)
    株価にはマイナスでしょうか?

  4. nextir35 より:

    >hiraさん
    日本政府には事前に連絡があると思います。
    事前に準備できることは、なんでしょう?どこに住んでいるかにもよると思いますが・・
    株価には当然マイナスでしょう。

  5. 太郎 より:

    総裁選での党員投票制は議院内閣制の趣旨に反し危険。即刻廃止すべきだ。この制度は なりすまし党員を防げないし 金で票が確実に獲得できる。ポピュリストに有利な制度でもある。

  6. nextir35 より:

    >太郎さん
    党員が党のトップを選挙で決めるのは私は悪いことではないと思いますが、自民党籍を持つ人間が本当に他党にも入党していないのかとか、日本国籍を持っているのか、などは確認できてないかもしれないですね。

  7. 名無し より:

    そうなれば、為替はリスクオフで円買いとなりますね。