七-1.世界大戦におけるドイツユダヤ人

近頃ドイツにおけるナチスの台頭は、ユダヤ人排斥に関連して、我が新聞紙上にしばしば報道せられまた各種の書籍において論議されているから、一般にご存知であろうが、しかしながらナチスのことをよく理解するためには、その相手とも言うべき、ドイツにいるユダヤ人のことを承知しておく必要がある。またドイツにいる現在のユダヤ人について知るためには、話は古いが、欧州大戦当時のユダヤ人の策動について、一瞥しておくことが肝要であると思う。この意味においてその当時からのドイツユダヤ人の活動並びに努力について概説を試みよう。

ご承知の通りドイツは、連合諸国を向こうに廻し、戦場では到るところ常に連合軍側を撃破し、その領土内へは敵をして一歩も踏み込ませなかった。しかしながら終局は大敗の結果をもたらし、ドイツ大帝国は崩壊し、ドイツ人は屈辱を忍び、連合国側に対し、無条件降伏を余儀なくせねばならぬ破目に陥ったのである。

大戦間ドイツ人がその武勇を振るい、祖国のために奮闘している際に、ドイツにいるユダヤ人は、ドイツ内部に着々とその地歩を固めた。もちろんユダヤ青年の中には、ドイツのために武器をとって活動し、戦場の露と消えたものも相当多数あったのであるが、一方ではユダヤ人の有力者達は特に財政に政治に非常なる活躍を試みた。例えばハンブルグの汽船会社長であったユダヤ人バーリンは資源局長となり、マックス・ワルブルグは、カイゼルの財政顧問としてその怪腕を揮い、特に軍用品に関係ある諸会社、軍隊の補給機関等は、全くユダヤ人の手によって操縦されておった。

斯くユダヤ人が戦時に重用せられた一つの原因は、彼らはドイツ国民であると同時に、国際民であるがために、その活動の範囲が非常に広く、戦時中といえども国際的であったが故である。例えばドイツ政府が、ドイツ商人に、軍需諸品の整備を命じても、ドイツ国内は既に物資欠乏している上に、周囲は全く連合軍の包囲中にあるので、必要に応じて物資を調えることは全く不可能であった、しかしこれをユダヤ商人に命ずると、とにかく必要なる品物は、常に整備せられるのであった。

すなわちユダヤ人は、その同胞が今戦争をしているフランスの中にも、ロシアの中にもまたイギリスの中にもいるので、彼らはユダヤ人同志で、欲するままに国境を超越して、軍需品を集め得たと言われている。結局ドイツ政府は背に腹は変えられず、便利なユダヤ人を重用するようになったとのことである。

かかる折から一方ではドイツの社会主義ユダヤ人のランツベルヒあるいは、共産革命の張本人リーブクネヒトあるいは当時労兵会を組織していたコーエンなど、多数のユダヤ人が、ドイツ国民の疲労困憊と戦争に対する倦怠とに乗じ、ドイツ国を大いに改造せんとして、着々準備を進めていた。またドイツにおける主要言論機関はほとんど皆ユダヤ人の掌中にあるので、大戦の機会に乗じ、ドイツ帝国を崩壊すべく、ドイツ国民の世論を次第に指導し、目には見えないが、最も底力ある準備作業をすすめておった。

その結果ご承知の通り、ドイツ帝国に革命が勃発し、皇帝は退位を余儀なくせられ、社会党の首領ユダヤ人エーベルトは、第一代の大統領として、ドイツ共和国なるものが出現するに至った。その状況については「世界のユダヤ網」の一部を次章に引用して、詳細に述べることとする。

欧州大戦間、ドイツの罪悪を列挙し、ドイツに対する非常なる憎悪心を、全世界に惹起させたのはドイツの言論界を独占するユダヤ人であって、彼らはその主宰する新聞にこれを掲げ、ドイツ国民に対するいわゆる世界の世論なるものを、作り上げたのである云々と。統制あるユダヤ言論機関の活動また偉なるかなである。

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