中国が反中の中華系外国人を拉致しているらしい(文字起こし)

youtube番組、奥山真司の地政学・リアリズム「アメリカ通信」でForeign PolicyTHE DISAPPEAREDという記事が紹介されていた。面白い内容だったので、動画を一部文字起こしした。()内は私が付け足した補足。

和田 中国が米国国内で中華系米国人を拉致しているという話。

奥山 衝撃的ですね。これForeign Policyのトップの記事だったんですよ。

和田 これね。アメリカがこんなこと許してるの?と。

奥山 実は許していないというか・・追及しきれていないところが多分。Disappearedという記事だったんですけど。

和田 消えていると。

奥山 いや、すごい話ですよ。北京政府はね、自国の国民を、特に反政府運動とかやっている人間を海外で拉致しているっていう噂は今から六年くらい前から実は出ていたそうです。噂はあったんですけど、特に習近平、2014年でしたっけ、彼が(中国のトップに)なってから反腐敗運動というのをつい最近始めましたよね。この辺の経緯はchina4.0でルトワックなんかも書いているんですけど。この反腐敗運動の開始から、海外にいる国籍を変えた(元)中国人がどんどん消えているっていう事態が激増したっていうことをルポライトで書いているんです、これ。

和田 亡命しちゃったというか移住した法輪功の人たちとかね、やられちゃっているっていう。国会議事堂とか中国大使館前とかで法輪功の人が配ってますよね、パンフレット。内蔵獲られちゃってるとか人体実験に遭っているとか。

奥山 あの話は前からあったちゃああったんですけど、やっぱれこれ、今回Foreign Policyがこんなかたちでね、ZACH DORFMANっていう人なんですけど思いっきり書いたっていうのは画期的だなっていう。

和田 向こう(海外)に行っているのにやられているっていうのがすごいですよね。アメリカにまで行っているのに追いかけられているっていうのが。

奥山 このルポでいろいろ調査していて、まずね、始めは東南アジアから始まったそうです。マレーシアとか、ああいうちょっと緩めな国から中国人をどんどん拉致していくっていうパターンが多かったんですけど、ここ最近、特に反腐敗運動が始まってからですね、アメリカの同盟国の中でもやり始めたっていう。で、実際アメリカでもやっているんじゃないかっていうのがこの最後の結論なんですけど。どういうことかというと、当然ですけどオーストラリア及びニュージーランドで、相当、一年におそらく10人以上拉致されているんじゃないかと。どういう風に拉致されるかというと、ある時突然いろんな人がわーっと来て、その人が連れ去られるんだけど、どう連れ去られるかと言うと、車とかでわーっと来て連れ去るんですけど、どこに行くかと言うと飛行機に乗ると、ほら、いろいろばれちゃったりするからまずいんで、中国の船が貨物船とかで来てるじゃないですか、あそこに乗せて中国に帰る。こういうパターンが多いそうです。

和田 24みたいな世界ですね。

奥山 オーストラリア、ニュージーランド、しかも最近は僕が留学していた先のカナダのバンクーバー、バンクーバーで相当消えているらしいです、中国人。反政府運動をやっている中国人が。

和田 カナダはちょっと緩そうですもんね。

奥山 (中国人が)多いからっていうのもあるのかもしれません。よくあるのが、もちろんその強制的に獲ってくるっていうのもあるんですけど、自発的に出頭させるパターンがけっこうあるらしいです。つまり、「私はカナダに移住しました」と。「カナダ人になりました」っていうことなんですけど、「おまえの親戚、家族がまだ(中国に)残っている」となると、家族あれだったらヤバイじゃないですか、でしかたなく(中国に)帰って刑務所に入っちゃう。そういうパターンが非常に多い、つまり自発的に出頭して北京に行くっていうパターンも相当あるらしいです。

和田 朱建栄さんがそんな感じでしたよね。一時期、連絡取れなくなっちゃって。

参考記事:「学者に口封じ」北京政府が、東洋学園大学の朱建栄教授を6か月間、厳しい取調べの末にやっと釈放

奥山 最終的に彼はこっち(日本)に帰ってこれましたけど。

和田 向こう(中国)に行って、ずっと軟禁されていたんじゃないかと。香港の本屋さんみたいになっちゃたという。

参考記事:銅鑼湾書店事件、「ノーと言える香港人」の告発

奥山 僕が所属している地政学研究所あるじゃないですか。一ヶ月に一回、いろいろカンファレンスみたいなのやっているんですけど、その公開の時に、次回朱建栄さんが来るからっていう話になって、「え!?やったー」って思って、当日行ったら「朱建栄さん実は昨日のニュースで知ったんですけど失踪していて来れませんので別の方にお願いしました」みたいな。

和田 日本にいる(中国系)言論人で中国について本気で批判しているのって石平さんだけですからね。

奥山 だけですね。

和田 後の人は言えないんですよ。

奥山 宋文洲。

和田 宋文洲も言わないじゃないですか。

奥山 日本のことは言いますよね。

和田 日本の悪口は言うけど、中国政府の悪口は言わないですよね。中国人がちょっと駄目だっていうことは言うけれども中国政府については絶対に言わない。あれ危ないんです。石平さんはもう日本人になっちゃったからっていうことと有名だから・・

奥山 いやいや日本人になったとしてもカナダ人に対してだって(拉致を)やっているわけですから、これわからないですよ。アメリカもほらテロとの戦争で911以降に拉致はしているわけですけど、テロリストだっていってガンガンやっているわけですけど、特にアメリカに連れてくるんじゃなくてグアンタナモみたいな第三国に連れてきていろいろやったりとか、アメリカはしていますよね。北京の場合はやり方が元自国民に集中しているんですよ。元自国民のみ。

和田 石平さんスパイだよっていう話とかあるんだけど、中国政府っていうのは一切の悪口許さないんだよね。傾向としては。だからもし泳がせているとしたら宋文洲だって(中国の悪口を)言えるはずじゃない。朱建栄だって。もっと他に石平さんみたいに中国政府の悪口を言える人がいてもいいはずだと思うんだよね。

奥山 もしかしたらですよ、彼は日本(人)に対して言っているからいいということであって、中国(人)に対して言ったらやばいんじゃないかと。

和田 中国語で発言するっていう感じでね。

奥山 やっぱり自国民に(批判を)やられるのがきついっていう。習近平の反腐敗運動を見てもわかるんですけど政敵を追い落とすためにやっているわけじゃないですか。政争の具なんですよ。(政争の具)として、拉致をやっているっていう。国内事情でやっているっていうところはいい指摘しているなっていう。アメリカの国務省のトップの連中も実は今相当心配しているそうです。これ、我々も知っているし動きは把握していると。ここ(Foreign Policy)には書いていなかったんですけど、ここ一年くらい前ですかね、台湾人でですよ、反北京運動をやっている人間が拉致されていましたね。台湾って一応ほら、中国の主権の及んでいない範囲なのに反北京運動を、しかも彼は中国語でやるわけですから、それを拉致して何かやっているわけですから、台湾人に対してやっているっていうのは結構革命的な出来事だなって思いましたけどね。反共運動、特に中国語でやっている人間に対してはともかく許さないっていう。

(以下略)

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