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東條さち子さんでさえ日本に見切りをつけたがっている・・

      2017/01/21

漫画家兼大家である東條さち子さんの新作がキンドルで出ていたので早速読んだ。

東條さんは、走りながら考えるタイプの不動産投資家で、難しい単語を使わず、非常にわかりやすく不動産投資の内情を漫画に書いてくれている方だ。前二作も読んだが、非常にためになった。

タイトルを見ていただけるとわかるように、東條さんは不動産投資から引退を考えている。供給過剰状態で儲からない不動産投資、やる気のない管理業者、べらぼうに高い税金、態度の悪い公務員・・。これらで苦労したのと、外国旅行で海外に対する見聞が広まったことから、日本の不動産投資に見切りをつけて、資産を海外に移したいようだ。

株式投資関連のツイッターのつぶやきを見ていると、日本ラブの人が多いようだが、私も東條氏と同様に日本はノーフューチャーだと思う。

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どの辺がノーフューチャーかというと、

  • 市場が人口減によって縮小している
  • 市場はほぼ完全競争になっていて、超過利潤を得るのが難しく見える(労働でも起業でも)
  • 税金をちょろまかすのが難しい
  • 規制が厳しい(例:薬を売る際は薬剤師がいないと駄目など)
  • 国の財政が悪いのに支出を削れない、ので税負担等が増える
  • 仮に社会保障支出を削れば、税負担の増加はマイルドになるだろうが、スラムや浮浪者、犯罪者が増える
  • みんなで愚昧に、そして貧乏になろうというようなメディアから流れる空気が嫌だ

という点だ。

それとは対照的に、東條氏が推す東南アジア(といってもいろんな国があるけれど)には、まだまだインフラが整っていない不便さは見受けられるものの、今後の発展、明るい未来があるという意味では、エキサイティングに映る。

日本の未来は暗くみえるものの、日本にはすぐれた企業が多くあるとは思う。だから日本の株式市場は魅力的だ。マレーシアの株をちら見したら出来高が少なかったし、ベトナムは割安成長株が多いらしいが、これまた板薄、香港市場は中国系企業が多く上場していることもあって、トラップがいたるところにある印象を受ける。株式投資の投資先という点では、日本企業は魅力的だ。

なので、法人だけ日本に残して日本株へ投資できれば、日本に住まなくていいと思っている。日本にまだ住んでいるのは、海外に引っ越すためのお金が不十分だからだ。

ともかく東條さんのような市井の人に近い人ですら、日本から出たがっていることに衝撃を受けたのだった。

—————————————–

株の譲渡税について、先日国会で話題になったようだが、増税はあってもおかしくないのではないか。マイナンバーを利用して、株式譲渡分も含めて総合課税にすることも将来的には可能なのではないか。分離課税のままの場合、30%以上にはならないと思う。なぜなら、30%超になると法人名義にすることで節税が可能になるからだ。

 - エッセイ, 本の感想, 不動産

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