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ぎゃんぶらぁ事故中心派

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今週の雑記2017年2月No.1

   

最近の読書感想

中国4.0 暴発する中華帝国(エドワード・ルトワック)

中国の2000年以降の対外政策を分類し(中国1.0→2.0→3.0)、その中身と作用を解説した内容となっていて、中国中心の平易な地政学の本です。

地政学の部分はおいておいて、著者(エドワード・ルトワック、軍事史家)が韓国人とフィリピン人の国民性について書いた部分が面白かったので転載します。

まずは韓国について、

このエピソードからもわかるように、米韓同盟は先細りしつつある。なぜなら韓国はゆっくりだが確実に、アメリカの影響圏から中国の影響圏に入りつつあるからだ。

しかも韓国自身、自分たちが独立することにさほど魅力を感じていない。彼らは米国に対する現在の依存状態を、中国のそれへと取り替えたいだけなのだ。彼らは中国の「天下」に入り込みたいと熱望している、世界で唯一の国なのである。彼らは独立を恐れている。

のだそうです。著者は、韓国に住んでいたことがあるので、この記述にはある程度信憑性がありそうです。次期大統領候補としてムン・ジェインが人気なのも、北朝鮮と統合して中国の傘下に入りたいと韓国人が望んでいるからなのかもしれません。

韓国人が日本を嫌う理由についても分析されていて、

韓国がそもそも憎んでいるのは、日本人ではなく、日本の統治に抵抗せずに従った、自分たちの祖父たちだからだ。

今日の韓国人は、自分たちの祖父たちを恥じている。その怨みが現在の日本人に向けられている。だからこそ、彼らは決して日本人を許せないのだ。

だそうです。ルトワック氏によると、激しい戦争を戦った後の二国間の国民感情はさほど悪くならないとのこと。悪くなるのは、片方が片方に抵抗せずに従った場合だそうです。

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フィリピンについては、

まずフィリピンは、もともと中国にとってポジティブな影響をもたらしてくれる可能性をもった国であることが重要だ。それは大きく二つ理由による。第一に、フィリピンのエリートたちは、ほぼ全員が中華系である。第二にフィリピンのエリートは、文化的に常に反米である。彼らはアメリカを忌み嫌っており、だからこそ中国に非常に親近感をもっていて、元来は、フィリピン全土に中国の影響力を発揮してもらいたいと期待している。

と書いています。フィリピン人がアメリカを嫌っているというのは初めて聞きました。DMMの英会話講師は、アメリカのドラマや歌を楽しんでいて、反米には見えないのですが、エリートの間では反米感情が強いのでしょうか?ドゥテルテがオバマに悪態をつきまくっていたのも、反米感情があったことが一因なのでしょうか?

最終的に著者は中国にチャイナ4.0として、下記の政策を勧めています。

  • 九段線の地図(認識)を撤回すること
  • 空母の建造を中止すること

つまり現状変更的、覇権的な振る舞いをやめろということですね。空母は既に完成していますが・・。

暗闘(山口敬之)

実名フィクション、と銘打たれた作品。トランプ大統領誕生後の安倍総理の動きを、著者の注釈つきで読み物風にしつらえています。

安倍総理の経済政策にはあまり感心できませんが、外交面ではかなり頑張っていると私は考えていますが、この本でも、安倍総理の粘り強い交渉の様子が描かれていて政治の現場の勉強になります。

やたらと相手国の要求をのんで事なきを得ようとする外務省と安倍総理チームの間の牽制の様子も垣間見ることができます。韓国への大使帰任に関しても外務省は弱気で、すぐ帰任させようとしていましたが、安倍総理が押しとどめたのでした。

プーチンとの会談についても事細かに書かれていますが、対露関係も少しずつとはいえ前進が望めそうです。

預金封鎖、財産税、そして10倍のインフレ!!(浅井隆、小黒一正)

日本の財政の危機を説いて、この道20年wの浅井隆氏と財政学者小黒一正氏の対談本です。上下巻に分かれています。

浅井氏はどちらかというと素人(アカデミックではないという意味で)で、「このままだとヤバイことが起きますよね?先生もそう思うでしょ」というスタンスです。それに対して小黒一正氏がデータを参照にしながら冷静に浅井氏の問いに答えていく内容になっています。

これまでは、財政再建か破綻か!?という風に論じられてきた財政関連の問題ですが、最近はFTPLが話題です。

【更新】物価水準の財政理論についてのまとめ

この理論は、政府がわざと財政規律ゆるゆるな政策をとることでインフレを起こして、実質政府債務を圧縮してしまおうというアイディアです。上記記事で、この政策を実現するためには、「国際資本移動を規制しなければならない」と書いています。

海外の銀行に外貨で貯金を持っておくのがFTPL政策に対する一つの防御手段になりそうです。

本の内容に戻ると、浅井隆氏の単著は読む必要なしだと思いますが、きちんとした分析をする小黒一正氏が参加しているので、この本は読む価値があります

なぜあの会社は儲かるのか?ビジネスモデル編(山田英夫)

しっかりしたビジネスモデルを築くことで収益を挙げている企業を分析・紹介しています。最近、2階建てにまとめられたコマツのKOMTRAXも入っています。他に、不動産投資家に有名なスルガ銀行、スター・マイカ、星野リゾート、パーク24、ブリヂストンなどが取り上げられています。

経営戦略を実務で練る人以外にも、企業の具体的なビジネスモデルを知りたい投資家にとっても有益な内容となっています。

「トランプ大統領」から始まる中国大乱(石平、黄文雄)

浅井隆氏の本もおどろおどろしい装幀になっていますが、それ以上に石平氏や黄文雄氏の反中国本はおどろおどろしい外見ですよね。

こういう装幀の本は、たいてい内容が大したことがないと敬遠していましたが、一冊くらいは読んでおくかと思って買ってみました。石平氏は中国から帰化した人、黄文雄氏は台湾出身ですね。この本は二人の対談本です。石平氏はツイッターでも人気でフォロワーは27万人を超えていますね。

しかし本の内容は、床屋政談とまではいかないでも「ほんまかいな」とツッコミを入れたくなる箇所が多かったです。たとえば、中国の外貨準備が減っていることを挙げて、デフォルトは避けられないというようなことを書いているのですが、そうなんでしょうか?外貨が足りなくなったら、元を両替して外貨を買えばいいだけのことなのではないかと思いました。中国は普通に税収がありますので・・。

藤沢数希氏の新作、予約注文始まる

恋愛工学などなどで有名な藤沢数希氏の新作の予約注文が始まった!タイトルは「損する結婚 儲かる離婚」。

損する結婚 儲かる離婚 (新潮新書)

これから結婚をしようと考えている人は必読だろう。

人生は上々だ、歌詞の意味を20年後に理解する

昨日、ユニコーンの「人生は上々だ」という歌をユーチューブで見ていたのですが、この歌の歌詞の意味するところが、30代後半になってようやくわかりました。

この曲を繰り返し聴いていた中学生の頃はまったく意味が理解できていなかったです。

人生は上々だ 歌詞

主人公はゲイ(バイ?)で、幼馴染の男性と恋仲にあります。周囲にその関係はばれていて、噂でもちきり、木陰に隠れて逢引をしている状態です。プラトニックな関係の二人は同じ会社に入社して同期として一緒に働きますが、主人公は女性と結婚し、子供を勢いで5人作ってしまいます。そのまま年をとって、幼馴染の男性も逝去し、主人公はチャンチャンコを着る年齢になりますが、あいかわらず男好きで、娘婿に投げキスをしたりします。

こういう内容を軽妙に表現して、キャッチーなメロディに乗せ、ライブではここ一番で盛り上げる時に使うのって、今思うとすごいことですよね。LGBTへの問題意識が強まった今、こういった内容を扱うとやたらとシリアスになってしまうのではないでしょうか?

シリアスに扱われる問題になると人はそこから離れていきますので、概念としてではない、実生活を通した理解は却って後退していくようにも思います。

 - エッセイ, 本の感想

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Comment

  1. ひばり より:

    28年前のビデオですが、今聞いてもなかなかの曲ですね〜

    なつかしい

    エントリーありがとうございます

    曲や劇などなんかの芸術に乗せて風刺を効かした方が、確かに庶民にとどくかもですね。

  2. nextir35 より:

    >ひばりさん
    90年代くらいの曲にははっとするような名曲が多いように思います!

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