日本と中国の関係は自殺島のレイコ姉妹のよう

サイゼリヤで柳澤協二他の対談本「新・日米安保論」という本を読んでいたんですよ。

冒頭の方に、中国が尖閣を奪取しようとしてきた場合に、米国が本当に動くかどうかは自明ではないみたいなことが話し合われているんですよね。

で、仮に尖閣が取られてしまった場合に日本国内でナショナリズムが昂揚して、中国との戦闘行為を望む気運が高まったりすると逆に戦争を呼び寄せてしまうので危険であると指摘されています。そういった場合も冷静にならなければならないと。

こういう指摘がなされるのは、日本が中国に軍事力で大差で劣っているからです。冷静さを欠いて戦闘を始めてしまうと損をするのは日本の方、という状況になっています。

で、改めて今、日本が陥っている状況を噛みしめると悲しくなりますよね。

私はネットで見たこの漫画を思い出してしまいました(この漫画は「自殺島」というタイトルだそうです)。

自殺島レイコ1

自殺島レイコ2

自殺島レイコ5

自殺島レイコ6

自殺島レイコ3

自殺島レイコ4

もちろん真面目な姉の方が日本で、奔放な妹の方が中国です。両親が米国ですね。

日本人は(少なくとも普通の日本人は)戦後の教育において、平和を大事にすべきとか、他国を軍事的に侵略してはいけないとか教わってきたわけじゃないですか。私達はそれを正しいことだと信じて、真面目にやってきたつもりじゃないですか。

しかし、好き勝手にやってきた中国にGDPで追い抜かれ、軍事力で大差をつけられ、日本独力では中国に対抗できなくなっているわけです。日本人が遵守すべきだと教わってきた、他国を軍事的に侵略してはいけないとか平和を大事にすべきという価値観を中国はまったく持っていません。

中国では「力がある者がルールを決めることができる」「力があれば何をしてもいい」という価値観が首肯され、現実に日本人はその価値観の前に危機感を覚えているわけです。

20年前にはこんなふうになるとはほとんどの人が思っていなかったはずです。10年前でさえ、日本はまだ中国に勝っているという意識だったと思います。それが今では追い抜けないほどの大差になっています。上の漫画の最後のコマの姉のように、「一体 何が起きているのか わからなかった」という状況ではないでしょうか。

日本としては、米国との同盟関係(上記の本では日本が米国を一方的にすがっているので、同盟という表現はおかしいと指摘されています)を強化し、東南アジア諸国やインド、オーストラリアあたりも味方につけて長期的にしのいでいくしかないと思われます。

私達は私達が信じてきた価値観の欠陥を直視して変わっていくしかありません。

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