日本の政治、選挙は地上派テレビに支配されているので、実際の政治がどうであれ、テレビが強く批判しなければ、既存の政党が勝ちやすい。
しかし、東京電力は停電の一歩前まで行ってしまった。これは再生エネルギー等を過剰に重視した政策の失敗だ。この状況下で、原発再稼働を言えず、ひたすら節電を国民にお願い(半ば強要?)する政党が評価されるとは思えない。
原発反対、再生エネルギー重視の政治家が↓のような発言をして、支持されるものだろうか?
次の参院選では、原発再稼働を強く打ち出した政党・政治家に追い風が吹くと思われる。
「原発再稼働」世論に変化、反対が半数割り込む 30代以下はさらに…
やはり有名人はコロナワクチン3回目に消極的だ。コロナ対策批判で票が取れるのでは?
日本はコロナワクチンが義務化された国よりも、3回目のワクチンの接種率が高くなってきているが、状況は改善されていない。「ワクチン後遺症」という言葉も浸透しつつある。
首相官邸も「ワクチン後遺症の患者を都道府県は世話しろ」という無責任な通知を出した。
都道府県にしてみれば、たまったものではないだろう。
3回目のコロナワクチンを接種中だというのに、既に4回目のワクチン接種のスケジュールが決まりつつある。これでまだ自分が騙されていないと思える人は幸せである。
私は有名人の3回目接種状況を観察しているが、ビックネームは出てこない。
第一線で活躍しているお笑い芸人や歌手はほとんど3回目のワクチンを打たないことにしているのではないか?有名YouTuberも打ったという報告をしていない。
今日の時点で3回目の接種率は35%弱。この数字がどこまで伸びるかわからないが、50%台で止まるのではないか?行って60%台だろう。となれば、国民の半数近くは、「コロナワクチンにNO」を表明していることになる。
さらに欧米各国ではマスクを着用しない、ワクチンパスポートは廃止などという風に生活を元に戻す動きが強まっている。
参院選が行われる頃には、これまでのコロナ対策に対して、より批判的な世論が醸成されているのではないか?ワクチンの半強制や、製薬企業の息のかかった専門家の重用、非科学的な対策(ソーシャルディスタンス、消毒、黙食)について、あけすけに批判できる政党はかなり得票できるように思うがどうだろうか?
自民や維新や公明は、これまでコロナ対策を推し進めてきただけに急な方向転換は難しいだろう。立憲や共産は「PCR検査をもっとやれ」などと見当違いのことを主張してきただけにもっと駄目だろう。これまでのコロナ政策にしがらみのない政党にはチャンスである。
コロナ・原発から見て、菅・河野、立憲民主党は伸びない
コロナ対策批判、原発再稼働という視点から見た場合、岸田総理は当然ダメダメだが、菅義偉、河野太郎らも新しい派閥を作ったとしてもそれほど支持されないだろう。菅・河野は、再エネ推進・ワクチン推進だからである。自民党が再度人気を得るとしたら、安倍派が表に出てきたタイミングではないか。
立憲民主党や共産党も同様にだめだろう。まだれいわの方が、ウクライナ観で独自性を出しているだけ支持されるだろう。維新は原発再稼働を強く主張すれば、自民から票を奪えるだろう。コロナ対策で自民よりも早く方向転換すれば、大勝できるだろう。
その他の注目ポイント(及川幸久、長尾敬、参政党)
その他の注目ポイントとしては、マイナー政党の中では参政党が一番議席獲得の見込みがあると思う。武田邦彦氏とのつながりで、虎ノ門ニュースの面々(百田、有本、竹田恒泰、須田慎一郎など)が参政党を推し、その他のユーチューブ番組(月刊WiLL増刊など)が応援すれば2議席獲得できると思う。逆にこれらの応援が無かった場合、ゼロ議席に終わると思う。
自民党保守系の長尾たかし氏は、全国比例での出馬を目指していると思われるが、長尾氏が出るかどうかに保守票の行方は左右されるだろう。参院選全国比例には、自民党保守系から青山繁晴、山田宏らも出馬するが長尾敬氏のインパクトは大きい。長尾氏が出馬できない場合、保守票が自民党以外に流れるかもしれない。
参院選東京選挙区では、幸福実現党の及川幸久氏がどれくらい得票するかは要注目なのではないか?氏の得票数で、ユーチューブ番組、陰謀論(?)、ネット保守の影響度を図ることができる。候補者の中には、右寄り・保守系の人物がいなさそうなので、及川氏は当選しないまでも善戦できるように思うがどうだろうか。