駐日ウクライナ大使が面白いデータをツイートしていた。ウクライナとロシアの戦争に関して、どの国が責められるべきかというアンケート(選択肢は、ロシア、ウクライナ、アメリカ、NATO)の回答を国ごとに並べたものだ。
元々のアンケートはこちら。
上図を見ると、日本人が最もロシア悪玉説を信じていることがわかる。日本とくらべて、英独仏は日本人よりもロシア悪玉説を信じていない。
アメリカは、20%以上がアメリカが悪いと信じている。インドではロシア・アメリカ・NATOの3つの主体を悪玉であるとみなす率が伯仲している。
中国はメディアの自由が無いので措いておこう。
このデータについて各論者の意見は割れている。藤原かずえ氏は、
平和を愛する日本国民は、人殺しを軽々しく実行する暴力国家に対して世界一厳しいということかと思います。また、ロシアよりもウクライナを非難する日本の一部のテレビコメンテーターは完全に例外であることがこれで証明されたと考えます。
と書いている。藤原かずえ氏のコメントを読むと、日本人はとても道徳的なのでロシアを悪玉と認識しているのだと解釈していることがわかる。
一方、コロナ騒動で、欧米の特定のグループが騒動を企図したと考えるグループは違った解釈をしている。
J_sato氏のコメントは(文章を読みやすいように直した)
・アメリカが悪いとと考える国は、中国>トルコ>アメリカ>ブラジルの順。
※西側で最もアメリカが悪いと考えている国はアメリカ。アメリカはプロパガンダ耐性が強い。
・アメリカを除く西側諸国はロシア非難で一致。
※最たる国が日本。プロパガンダ耐性が最弱。
欧亜間でウクライナにも近いトルコが一番を現実を見えていそう。
と書いており、ウクライナ騒動において、どの主体が最も悪いと考えるかは、メディアのプロパガンダにどの程度影響されるかによって変わってくること、日本人はプロパガンダに弱いので、多くの人がロシアを悪玉だと考えていると解釈していることがわかる。
藤原氏とJ_sato氏のどちらの解釈が妥当かと言えば、私は後者だと思う。
ウクライナ騒動で欧米主要メディアに流された国は、コロナ騒動でも欧米主要メディアに流された。
日本人は、ほとんど死者が出ていない段階で恐怖にかられ、緊急事態宣言を望み、義務でもないのに多くの国民が治験を経ていないコロナワクチンを接種した。
一方、インドは途中で欧米のmRNAワクチンを拒否してイベルメクチンを使用し、コロナ騒動を鎮静した。ウクライナ・ロシア戦争では、ロシア非難に与せず、貿易を通じてロシアを援護している。
西側で最もアメリカを信じていないアメリカ人は、コロナワクチンのブースター接種率が30%強程度で、ヨーロッパ諸国や日本よりもブースター接種率が20%程度低い。
日本人は、メディアと政府を信用しすぎだし、日本のメディアには、欧米の悪の側面を冷静に報道するところがない。