むしろアメリカの影響力が減退しつつある

いろいろなニュース、メルマガ、ブログなどを読む限り、ロシアよりもアメリカが影響力を失いつつある。世界一の覇権国から、強国の内の一国に成り果てようとしている。

それを証拠付けるような事柄を列挙していきたい。日付はニュース等の日付。

2/28 ブラジル、ロシア制裁を拒否。

ブラジル大統領、ロシア制裁を拒否 ウクライナ人は「コメディアンに命運託した」

2/28 アラブ連盟が中立を宣言。

3/1 メキシコ、ロシアへの経済制裁を発動しないと明言。

メキシコはロシアに経済制裁発動しない=大統領

3/9 サウジアラビアとUAEがバイデンとの電話会談を拒否。

Saudi, Emirati Leaders Decline Calls With Biden During Ukraine Crisis

3/10 ウクライナ、NATO加盟断念を示唆。

ゼレンスキー氏が妥協示唆 与党、NATO早期加盟断念も

3/12 トルコとアルメニアが国交正常化へ前進。

Turkey, Armenia hold ‘constructive’ talks on mending ties

3/12 プーチンの支持率が10%アップし、77%へ。

プーチン氏支持率77%、侵攻前から10Pアップ 政府系世論調査

3/13 トルコとギリシャが和解へ前進。

Greek, Turkish leaders to meet in Istanbul

3/16 サウジアラビアは原油の元建て取引を認める方向に。

焦点:産油国サウジが欧米の要請に「塩対応」、元建て移行も示唆

3/18 インドがロシアとルピー・ルーブル建て決済を検討。

ロシア、インドと通貨交換を検討 決済制裁を回避

3/19 インドはロシアからの原油輸入を継続。割安で購入したとのこと。

インド、ロシア産原油輸入を正当化

3/19 岸田総理がインドを訪問し共同声明を出すもロシア非難の文言は入らず。

日印首脳、力による現状変更許さず=ウクライナ念頭「深刻な懸念」―共同声明、ロシア批判避ける

3/22 マレーシアとベトナムはロシア・ウクライナに関して中立を宣言した。

Malaysia, Vietnam oppose anti-Russian sanctions — Prime Minister

3/22 肥料(ロシアが主輸出国)価格の高騰で食料飢餓が視野に?

肥料価格、過去最高値に 主産地ロシアの供給停止で

3/23 アメリカ・サキ報道官「アメリカは企業にロシアからの撤退を求めていない」と言い訳のような言い草。

https://twitter.com/j_sato/status/1506608981199925251

3/24 ロシアがルーブル建てで天然ガス等の決済を要求。この要求に資源輸入国は従うだろうから、ルーブルは価格を戻すのでは?

日本政府も企業も情報確認に追われる、ロシア産ガス輸入ルーブル建て

3/25 北朝鮮がICBMを発射。「アメリカ帝国主義との長期的対決を徹底的に準備していく」とアメリカに対する戦意を隠さなくなった。

「アメリカ帝国主義との長期戦に徹底的に備える」金正恩総書記が自ら新型ICBM「火星17」の試射を命じる

ネットでニュースを見ていると、「ロシア不利」「ロシアが愚行をおかした」「ロシアは没落する」というような意見が多いが、アメリカの影響力の低下の方が目立っていると思う。ロシアも苦労はするだろうが、アメリカとその同盟国も物価高等で苦労するだろうし、貧しい非資源国もとばっちりをくうだろう。結局は、バイデン政権や欧米への不信が世界中に広まっていくことが予想される。

岸田政権下の日本は、岸田政治もあり(電力不足下で脱炭素加速!?)アメリカ以上に苦労することになるだろう・・。

日本は、軍事的にも経済的にも独立国としてあれるように努力すべきだ。