日本人の食生活は昔より危険になっている(グリホサート、ネオニコチノイド系農薬に気をつけろ)

国立大学で臨床教授をしていたというDr.Drone(@KojiKoj94192232)氏が農薬等の危険性を説いている。日本は欧米に比べて規制が緩いようで、食事の際は気をつける必要がある。

以下、参考になったツイートを転載した。

グリホサートの危険性とラウンドアップ

グリホサートは超微量で、以下の不都合な身体異常が多く報告されています。

  • 発がん性
  • 生殖機能低下
  • 認知能力の低下
  • 腸内細菌叢の乱れ

その機序は、脳を含めた多くの臓器に存在するグルタミン酸受容体(NMDS)を攻撃する事で、神経細胞にダメージを与えるためです。

ベトナム戦争で枯葉剤が使われました。ベトナム戦争後に多数の奇形児が生まれ、この事をテーマとしたドキュメンタリー映画「花はどこへいった 」が作られました。監督の坂田雅子さんともお話しました。

今現在、枯葉剤(グリホサート:商品名ラウンドアップ)は地域で広く使われています。

この枯葉剤は発がん性があり、2016年米国で悪性リンパ腫を患った原告が勝訴しています。当時グリホサートを販売していたモンサント社には、86億円の賠償命令が出されました。
それからも世界各地で裁判が次々に持ち上がり、たまりかねたモンサントは確か7兆円でバイエル社に会社を売却しました。WHOの外部研究機関である国際がん研究機関も2015年、ラウンドアップは「ヒトに対しておそらくは発がん性がある」と発表しました。

グリホサートそのものは、それ程毒性は強くないのですが、界面活性剤などの添加剤を加えてラウンドアップという商品にすると毒性が100倍に上がります。
企業が安全試験をする時には、原料のグリホサートのみで行なっています。本当に狡いやり方です。

世界に逆行し、グリホサートの基準を甘くしている日本

以前からずっと警戒しているものに除草剤グリホサートがあります。
アメリカのジョンソン事件で敗訴し、86億円の支払いを命じられています。 原告の主張は、グリホサートの曝露で悪性リンパ腫になったというものでした。
各国ではもうかなり規制されてますが、日本は逆に残留基準値を緩くしています。

厚労省は水道水のグリホサートの残留を、世界最悪の2ppm以下としています。アメリカでは、EPA(米国環境保護庁)により、腎障害と生殖困難が出ない範囲の残留濃度0.7ppm以下となってます。ちなみにEUの規定は残留0.0001ppm以下で、日本の2万分の1です。どういうことでしょうか!?

1999年に、日本の大豆のグリホサート残留基準値は6ppmでしたが、アメリカ政府の圧力で、20ppmに引き上げられました。
また2017年になって
小麦が5→30 (6倍)
ソバが0.2→30(150)
とうもろこし1→5(5倍)
に引き上げられました。
その結果小麦粉の50%にグリホサートが認められるようになりました。パスタは100%グリホサートが認められます。怖くないですか。

日本人が取り込んでいるグリホサートは、46%は小麦からです(厚生労働省の試算)。
よって小麦(パンとかパスタ)を減らせば、グリホサートも減る割合が多くなります。

ほとんどの地域の学校給食のパンからは、グリホサートが検出されています。こんなパンを子供に食べさせてもいいのでしょうか!?グリホサートは子供の発達障害、自閉症スペクトラム、小児腫瘍と関係していると言われています。

日本はアメリカの圧力で、大豆のグリホサート残留基準値を3倍程に引き上げました。
これは日本人にとって極めて不利益な改正です。大豆を使った味噌や豆腐や納豆は、日本食の基本的な食材です。

2人に1人が癌になる時代。全てが農薬、除草剤のせいではないにしろ、必ず原因がある筈です。

危険性が分かっていながら、世界の動きに逆行して農薬、除草剤の残留基準値を緩めたのは、本当に理解に苦しみます。私達の生活で、農薬、除草剤は今や完全に避けることは出来ません。

遺伝子組み換え食品とグリホサート

2023年4月から「遺伝子組み換えでない」との表示義務がなくなります。「遺伝子組み換え」というのは、何故組み換えるのか。ひとえにそれは、枯葉剤を撒いても枯れない品種を作るためです。一方、雑草は枯れるので、仕事の効率が上がります。つまり遺伝子組み換え作物というのは、枯葉剤とセットになって収穫されているものです。

GMO(遺伝子組み換え食品)とグリホサートに対して、EUでは激しい排除運動が起こっているが、日本では沈黙が続いています。遺伝子組み換え食品を今1番食べている国は、日本です!

海外の小麦は、枯らしたほうが収穫の手間が省けるため、収穫直前に枯葉剤を撒いています。 これはプレハーベストと言って、駄目押しの汚染です。

ネオニコチノイド系農薬の害

ネオニコチノイド系農薬は、田畑で使われるだけでなく、我々の生活の中に溢れています。

  • ガーデニング用殺虫剤:ベストガード
  • 蟻駆除剤
  • コバエ駆除剤
  • ペットのダニ、ノミ駆除剤:フロントライン
  • ゴキブリ駆除剤:ブラックキャップ
  • シロアリ駆除剤:タケロック、ハクチサン

その他、VOC処理をするフローリング材、断熱材、接着剤、塗料などに含まれています。
これらは、あらかじめ農薬(防虫剤)で処理されています。何にでもネオニコチノイド系農薬を入れてるんですね。

市販で売られているペットボトルのほとんどの種類には、ネオニコチノイド系農薬が検出されております。お茶は日本の伝統的な飲み物でありますが、カテキンの利点を考慮しても、毎日沢山飲んでる方は、注意する必要があります。

ネオニコチノイド系農薬は、害虫の神経系を麻痺させる事を目的に開発された神経毒です。
つまりアセチルコリン受容体への結合をブロックするわけです。こんなものを人間が取り込んだ場合、微量でも安全と言えるわけがないと考えます。

全ての茶葉からは3mg/kg、ペットボトルからは0.06mg/kgのジノテフラン(ネオニコチノイド系農薬)が検出されています。<北海道大学大学院獣医学教授:池中良徳教授農薬報告>

日本の残留基準値は25mgと世界的にも非常に緩く設定されており、EUでは0.01以上は認められていません。

ネオニコは胎盤を通過します。<北大 池中教授>

米国小児科学会で、親が農薬に沢山曝露されると、子供の急性白血病や脳腫瘍が増えると報告されました。

果物の皮を剥いて食べているので大丈夫、という返信を頂きましたので、再度投稿します。
ネオニコは浸透性農薬で、根から吸い上げられますので、洗ったり、皮を剥いたりしても、残っています。いわば、野菜、果物全体に詰まっているという感じです。

長野県での無作為な子供の尿検査で、ネオニコチノイド系農薬を100%検出。3歳児223人の尿検査で、有機リン系農薬を100%検出、ネオニコチノイド系農薬を79.8%検出しています。即刻中止すべきです。

ネオニコチノイド系農薬の、子供への影響は

  • 自閉症、引きこもりが1/20〜50人
  • LD(学習障害):成績の低下
  • ADHD(注意欠如多動性障害)
  • PDD(広汎性発達障害)
  • 神経系発達障害、IQ低下
  • 自殺
  • 犯罪の発生頻度上昇
  • 脳腫瘍

などを引き起こしてきます。待ったなしで、ネオニコチノイド系農薬は中止すべきです。(引用文献 米国小児科学会「子供の農薬暴露2012」)

医薬品と農薬は何が違うのか?医薬品はフェーズ1~3までの試験を経て、安全を確認して人間に投与されますが、農薬は動物実験だけの安全確認だけで世に出てきます。その動物実験も本当に簡素なもので、毒性試験は企業が行ない、非公開となっています。

これで本当に安全と言えるのでしょうか?

ネオニコチノイド系農薬の環境への害

厚生労働省は、ネオニコチノイド系農薬に関する水質調査義務は法令上ない、とのことです。
つまり水道水が汚染されているかどうかは、分からないということです。

ネオニコチノイド系農薬は一度撒かれると、直ぐになくなる有機リン系とは違い、数ヶ月から三年4ヶ月間残ります。

つまり、農作物に散布した後、河川、地下水に流れ込んでいきます。我々は河川の水を浄化して飲んでるわけですが、ネオニコチノイド系農薬は分子量が小さく、浄化槽で除かれることはないようです。実際、埼玉県と神奈川県での調査結果では、全河川で複数のネオニコチノイド系農薬が検出されています。

ネオニコチノイド系農薬は一度撒くと、数ヶ月から三年ぐらいの期間残ります。流れていけば、河川が汚染されます。無毒性量よりもかなり低い濃度で毒性があります。