アメリカは本来持っていることになっているはずのゴールドを売っぱらったかなにかして持っていないという噂がある。
林則行氏の「世界が大不況でも資産を増やせるって本当ですか?」(2022年6月刊行)の151ページには下記のように書いてある。
質問:米国にも政治の根幹を揺るがす嘘があるのですか?
林氏による回答:ほぼ明らかになっているのは、中央銀行がゴールドを保有していないことです。1万トン以上ものゴールドを売ってしまったらしい。
この噂は証拠つきです。米国は他国の中央銀行から大量のゴールドを預かっています。一般に、預かっているものは自分のものではないので、「返して!」といわれたら、すぐに返さなくちゃだめですよね。
しかし、ドイツからの返還要求に応じたのは、預かっていた1500トンのうちたったの300トン。しかも返ってきたゴールドには、預けた際に打っておいたドイツの刻印がなかったらしい。フランスも全く同様に一部しか返してもらえなかった。アメリカは返還要求に応えることができないんです。
質問:日本ではそういう報道はおろか噂すら立っていませんが、日本のゴールドも預かっているのですよね?
林氏による回答:日本は米国に約800トンのゴールドを預けていることになっています。金額にして6兆円です(※引用者注、2024/4/30時点の価値だと9.3兆円)。もちろん、もうないでしょう。
また、12月に米国のムーニー議員は、パウエルFRB議長に、連邦準備制度理事会FRBが最近外国に金を本国送金したか?FRBが現在保有している金の量は?2022年の保有量は?というシンプルな質問をし、パウエル議長は回答書簡を出したが、質問には一切回答しなかった。(j_sato氏のツイートからの引用)。
Fed Chair Tight-Lipped On Foreign Nations’ Evacuation Of Gold From U.S.
今日見たツイッターの書き込みによれば、サウジアラビア、南アフリカ、ナイジェリア、ガーナ、カメルーン、セネガル、アルジェリアが米国に預けたことになっているゴールドを引き出すことにしたそうだ。
アメリカがゴールドを売っぱらってしまったという噂が本当なら、今年中にはそれが本当かどうかわかってくるのではないだろうか?
もし噂が本当なら米国の没落をさらに加速させるだろうし、ゴールド市場を含めた市場全体に大きなショックをもたらすはず。