日本の投資に関する言説には「死亡バイアス」がかかっている!?

株式投資に関する言説には「生存バイアス」はかかっていない?

特定の分野の成功者の言説だけが注目を浴びることで、その分野についての成功確率が高く見えたり、成功者の方法論が正しく見えることを生存バイアスがかかっている、と言いますが、日本では投資には「死亡バイアス」がかかっているのではないかと思います。

「死亡バイアス」というのは、過去に失敗した人の言説が過大な影響力を持っていて、失敗する確率が過大に見積もられていることを言います(勝手に作りました)。

過去、投資で成功するのは、今と較べてハードルが高かったはずです。私が投資を始めたのは2010年くらいで、下記の箇条書きには想像と伝聞が含まれていますが、かつてはこのようなハードルがあったはずです。

  • ネットが無かった頃は、適時開示を見るのが大変だった
  • ネット証券が出る前は、売買手数料が高かった
  • 決算発表は半期ごとだったので、今より予算と実績のボラティリティが大きかった
  • 個人投資家向けの情報はプロ向けに較べて少なかった
  • 投資に関する学問的知識、相場に関するノウハウに今ほど容易にアクセスできなかった

今、株式投資で勝ってウハウハ言っている人も、上に書かれたようなハードルが存在した1990年代以前に株をやったら、勝ちきるのが難しいのではないでしょうか?

そうして、今も日本で生き残っている、相場に関する死亡バイアスがかかった言説はこの時代の投資家から発せられたのではないでしょうか?

現代日本において、株式投資を行うことは平均的に見て、期待値はプラスだと思います。真面目な人、勉強が好きな人ほど死亡バイアスがかかった事前の予想とはかけ離れたよい結果を出せるでしょう。

こうした死亡バイアスは少しずつ払拭されていくように思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする