ゼレンスキーの妻、オレナ・ゼレンスカ財団と性犯罪のつながり

Is the Olena Zelenska Foundation covering for sex trafficking?という記事の抄訳。

オレーナ・ゼレンシカ(Olena Zelenska)はゼレンスキーの妻。

オレーナ・ゼレンシカ財団は性犯罪を庇護しているか?

マイダン・クーデター後、ウクライナは犯罪者や詐欺師にとって天国となった。ウクライナの苦しみをお金に替える好都合な方法は、ウクライナでNGOや慈善団体を運営することだ。西欧のNGOは金主から、しばしば説明のつかないような大金を与えられる。こうしたNGOは、良くて西欧の資金洗浄のパイプになっている。しかしたいてい、もっと悪辣なものの隠れ蓑になっている。

ゼレンスキー政権は当然こうした仕組みに前向きである。

ウクライナでもっとも高名なNGOの一つが、ゼレンスキーの妻、オレナ・ゼレンスカが運営するオレナ・ゼレンスカ財団だ。当該財団は「ウクライナの人的資本を再構築する」ことを目的に掲げており、NATOや戦争推進派の西欧人から、子どもたちを支援するという名目で支援を得ている。しかし、悪人天国のウクライナでは、この財団も暗い秘密の隠れ蓑となっているのかもしれない。

最近、オレナ・ゼレンスカ財団で運転手をしていたと主張するロバート・シュミット(Robert Schmidt)というアカウントがユーチューブに現れた。

※↓このビデオか?タイトルは「オレナ・ゼレンスカ財団は子どもの人身売買に関わっている」

動画内で覆面を運転手は、フランスの哲学者で映画監督のベルナール・アンリ・レヴィの家に子どもたちを送り届け、出迎えた際のレヴィは部分的に服を脱いでいたと主張している。このビデオの主張に鉄壁の根拠があるわけではないが、これは無根拠な告発ではないかもしれない。世界の性的人身売買とゼレンスカ財団には憂慮すべきつながりがある。

ベルナルド・ヘンリ・レヴィは幸いなことにアメリカ国内ではあまり知られていない人物だ。彼はフランス資本家の醜悪な部分を代表する人物で、NATOの殺人的な介入を正当化することに時間を費やしている。

※レヴィはユダヤ人。彼の経歴についてはこちらの記事が詳しい。

ルールに固着する新自由主義的な秩序下においては、彼のような哲学者は便利である。他国を侵略し、他国民を殺害する倫理的な正当化を与えるからである。レヴィと彼のチームはゼレンスカ財団の資金集めのために、ネオナチであるアゾフのリーダー、デニス・プロコペンコをもてはやすドキュメンタリーを作製した。しかしレヴィは単なる宣伝屋ではない。彼の言葉は人を殺す影響力がある。

レヴィとゼレンスカ

(略、レヴィの活躍によってリビアはNATOに破壊されたことなどが説明される)

現在、リビアは大規模な人身売買の拠点となっており、NATOの「人道的介入」による犠牲者を西欧や湾岸諸国の金持ちに売りさばいている。少年は400ドル、少女は800ドルが相場だ。奴隷制は抑圧的なカダフィ政権下では根絶されていたが、NATOの人道的な政権下では素早く復活し今でも活況を呈している。

レビィにとって、これはまさに狙い通りだっただろう。平和な国家を破壊し、その国民を奴隷化するのは彼の金銭的な欲望以上のものを満たしている。多くの極右論者と同様に、レヴィが戦争を擁護していない時は、小児性愛を擁護している。レヴィは、ロマン・ポランスキーやガブリエル・マツネフのような有名な小児性愛者の容疑をはらすキャンペーンを公に何度も行っているし、ユダヤ教徒であるにもかかわらず、カトリックの児童性虐待スキャンダルへの対応を断固として支持している。

レヴィへの告発は現状まだ確定的なことは言えないが、ゼレンスカ財団はクリントン家族やジェフリー・エプスタインとの関わりから、ウクライナ人の性売買の世界と証明可能な結び付きがある。

「あなたをパリに送ってあげる。そこで暮らして、少しおしゃべりをして、きれいになって。写真をとって、それを金持ちに見せる。その金持ちがもしあなたのことを気に入れば、彼はあ私に紹介料をくれる。金持ちのおじさんと少し遊んで、大事なことは私の言うことをきくこと。彼にあなたをすぐに自由にさせてはいけないよ。なんにせよ、私がどういう風に振る舞えばいいか教えてあげるから」(ピーター・リスターマン)

1991年にソ連が、違法にそして国民の意志に反して解体されて以降、性売買は旧ソ連全域で主要な問題となった。インターポールとOCSEは旧ソ連から700万人以上が人身売買され、年間数十万人が犠牲になっていると推定している。しかしこの数字は控えめなもので、強制的な人身売買のみを考慮に入れている。ほとんどの人身売買は、強制的にというより狡猾に行われている。

多くの女性が人身売買の被害者となり奴隷となっている。彼女たちの多くが行き着くトルコやイスラエルでは、彼女たちは単に「ナターシャ」と呼ばれている。彼女たちの本当の名前は雇い主には重要ではないからだ。

ピーター・リスターマンは彼女たちをチキンとかチロルキ(tyolki)とよんでいた。チロルキは未経産牛や処女の牛を意味する。

ピーター・リスターマンはウクライナの映画界やファッション界では有名な人物で、何十年もの間、ウクライナの若い女性を海外の金持ちに売り飛ばしてきた。

リスターマンは女性の搾取と奴隷化を行ってきた多くのギャングのうちの一人だ。ウクライナ生まれでオデッサを拠点にしている。性犯罪者でもあり、彼は彼自身のことを売春斡旋業者ではなく、マッチメイカーと呼んでいる。彼はファッションショーや映画の試写会で未成年女性をモデルとしてスカウトした後、もっとも高値をつけた人間に売り飛ばしてしまう。

彼はまったく暗くなく、開けっぴろげで、自分のしていることに誇りを持っている。多くのインタビューに答え、積極的にSNSを使い(彼のインスタグラム )、オデッサのファッションやエンタメのイベントに堂々と出席している。自分のウェブサイトも持っていて、閉鎖されていない(これか?→https://listerman.ru/)。

リスターマンがいまだにアンタッチャブルなのは、彼の顧客に東西世界の裕福で権力のある人々が含まれているからかもしれない。例えば、無数のオリガルヒやギャング、ブルース・ウィリス、ロバート・デニーロ、イギリス貴族、国際性売買で有名なジェフリー・エプスタインなどだ。

ある時、リスターマンはエプスタインの犠牲者の半分は自分が調達したと主張した。これは誇張かもしれないが、エプスタインの知られた犠牲者の幾人かはリスターマン経由だったと証明できる。

エプスタインとビル・クリントンは親友である。ビル・クリントンはかつてのアメリカ大統領であり、現在は小児性愛者である。彼の名前はエプスタインの手帳にも出てきたし、エプスタインのゾロ牧場のゲストブックにも掲載され、「ロリータ・エクスプレス」やエプスタインの犠牲者と写真も撮られている。

エプスタイン(左)、ビル・クリントン(右)

両者の関係は非常に深く、エプスタインの元パートナーで共犯のギレーヌ・マクスウェルは、クリントン財団で性売買の罪で起訴された後、チェルシー・クリントン(ビル・クリントンの娘)の結婚式に招待されている。結婚式の前には、チェルシーはギレーヌのヨットで1週間の休暇を過ごしている。

クリントン一家がウクライナ女性の性売買とつながりがあるとわかっているのに、クリントン一家はオレナ・ゼレンスカ財団の有力な支援者であり続けている。クリントン一家はゼレンスカ財団のイベントに出席するだけでなく、オレナ・ゼレンスカをクリントン財団で表彰さえしている(クリントン・グローバル・シチズンアワード2023)。

ゼレンスカ財団と小児性愛者や性売買業者とのかかわりや、ウクライナ国内の性売買業者とのつながりを考えると、ゼレンスカ財団について不快な疑問が湧いてくる。私達はその答えを知ることができるだろうか?エプスタイン事件の時のように臆病なメディアによってすべてがうやむやで終わってしまうのだろうか?

終わり。

おまけ:欧米で人身売買が行われていることを示唆する倉田真由美のツイート↓

おまけ2:sex trafficking という用語の翻訳について

この言葉は、端的に言うと、「性的な目的での人身売買」だろう。昔の日本で行われてきたような、若い女性が借金のカタにとられて年季があけるまで遊郭で働かされてきたような例を思い浮かべてしまうが、ここでのsex traffickingは、「年季の終了」などはなく、おそらく死ぬまで働かせられるような類のものではないか?

だから直訳すると「性奴隷」の売買である。性奴隷に適さなくなれば、労働のための奴隷か、臓器摘出等に転用されるのだろう。日本語にはこれをちょうどよく訳す言葉が思いつかない。鈴木傾城のカンボジア小説で描写されるような世界なのだろう。