久しぶりに陰謀論投資法を紹介したい。
参考記事:陰謀論投資法のすすめ
それはユダヤ暦を利用した投資法である。日本ではリアルインテリジェンスの松島進氏が概要を紹介している。
簡単に説明するとユダヤ暦では7年に1度、安息年であるシュミータ(Shmita)の年がやってくる。この年の大晦日(エルル29日、Elul 29)付近に何らかの事件・出来事があって相場が暴落しやすいので、それを利用して儲ける、あるいは損失を避けるという投資法である。
エルル29日は毎年9月ごろに来るようだが、直近のシュミータの年のエルル29日付近では下記のような出来事があった(リアルインテリジェンスの記事からの転載)。
7年の節 出来事 シュミータのエルル29
1987年9月 ブラックマンデー 9月23日
1994年9月 メキシコ通貨危機 9月5日
2001年9月 911・株価暴落 9月17日
2008年9月 リーマンショック 9月29日
2015年9月 チャイナショック 9月13日
2022年9月 現在(暴落開始) 9月25日
こちらのブログにはさらに下記のイベントが挙げられていた。
1966年 相場が軟調 9月14日
1973年 石油危機
1980年 相場が軟調 9月10日
しかし2022年の9月は暴落と呼べるほどの下落は起きなかった。
ここでヨベルの年(Jubilee)という概念が登場する。ヨベルの年は、シュミータの年が7回繰り返された後にやってくる50年に1回の年で、通常のシュミータの年よりもさらに大きな出来事が起こる可能性が指摘されている。
ユダヤ暦から予測する7年周期の大暴落 イスラエルを取り巻く情勢を理解する
ただ、このヨベルの年が正確にいつなのかはよくわからないようだ。松島氏は2023年8-9月の暴落説を唱えているので、2023年のエルル29日翌日からの1年間がヨベルの年なのかもしれない。
2023年のエルル29日は、2023年9月15日で、ちょうど相場が下げに転じたところだった。
ユダヤ暦投資法が機能するなら、そろそろ何か大きな良くない出来事が起きて相場が下がる。
世の中の出来事の多くは人為的な力が働いて起こっている。なのでこうした考え方を頭に入れて投資を行うのもよいのかもしれない。