どうでもよい話題だが、私は寝付きが悪いので、眠りそうになっても、そこからまた目を覚ますことがよくある。
目を覚ました後、眠りかけの状態がどのようなものだったか思い出すと、意識が眠りに遷移し始めると頭の中で音楽が鳴ることに気がついた。
音楽がなり、自意識はなりを潜め、観劇に夢中になるかのように何らかの思考やストーリーに没頭する。これが眠りに落ちる寸前に起こることだと思う。その後、すぐに夢見の状態に入るのか、それとも夢を見ない眠りに移行するのかはわからない。そこまで追いかけることができないからだ。
ヒプナゴギア(hypnagogia)という言葉があって、眠りに落ちる寸前に幻覚や幻聴が聴こえる人もいるらしい。
これを経験したことがある人は、アンケートによれば38.7%だったそうだ。
私は幻覚や幻聴が起こるというよりも、眠りに落ちる手前で我々の意識は音楽付きのドラマに入り込むような状態になって、自分が観客であることを忘れるような、そのドラマに没頭するような感覚に陥っていると思う。
コメント
これは面白い分野です、人間のと云うより全ても生物は、その様な傾向を持つのではないでしょうか?。私は人間の聴力に関する角田忠信先生のご研究「日本人の脳」特に「日本語人の脳」は重要です。ご著作はまだ沢山ありますが、未だその奥底が解明されていないほど深い物だと思って居ます。ご存じのように日本語は世界でも類を見ない特殊な言語です。日本人の文化的特性や思考形態も、この日本語という言語が淵源に成っているかも知れませんね。
ありがとうございます。頭の中で音楽が鳴り始めたら、眠りが近いサインだと思っています。