Justus R. Hopeという外科医でライターの方が書かれた記事、「Our Hidden World War – Facing the Giants」の簡単な翻訳です。私の英語力が微妙なので翻訳に間違いがあるかもしれません。
多くの人が気づかぬうちに、世界戦争が行われている。ウクライナでの戦争のことではない。インフレとの戦いでもない。爆弾とは関係のない戦争だ。今回の世界戦争はこれまで存在しなかった類のものだ。
秘密の戦争が極秘裏に、スポットライトを浴びることなく、悪の中枢で実施されている。敵は勝ちつつある。想像を超えた秘匿性をもって、アメリカ人や自由主義国家の人々に対して、計画を練り、操り、圧倒している。これらの敵の力は核弾頭を上回っている。
予想外の作戦を行なえば、孫子の兵法にあるように、敵を幻惑させ、驚かすことができる。
こういった攻撃を急に行えば、仕掛けられた側は驚き、意味のある対応ができず、攻撃側の勝利は確実なものになる。この正確なシナリオは、現在バイデン大統領によって行われていて、彼はアメリカの統治権をWHOに献上した。
国家の主権は、国家の独立性と考えることができる。アメリカの建国の父はこの独立性を獲得するために英国と激しく戦った。一方でバイデン大統領は、これをこっそりと手放そうとしている。
これは我々の政府によるクーデターと言ってもよいだろう。苦労して獲得した、貴重な我々の独立性は、こっそりとWHOに手渡され、危険にさらされているのである。
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バイデン大統領は、我々が眠っている間に、アメリカと世界の自由を永遠に終わらせるように設計された文書をWHOに提出した。ブレギン博士は「バイデンがアメリカの主権をWHOに献上した」という記事でこれについて説明している。
英国の有名な詩人アレクサンダー・ポープは、独立と誠実の美徳の重要性を詩に書いた。
“Let fortune do her worst, whatever she makes us lose, so long as she never makes us lose our honesty and our independence.”
バイデン大統領はその両方、つまり美徳と独立を危険にさらしているのだ。
(中略)
バイデン大統領は、我々の祖先が苦労して得た自由を守るための権利全てをまな板の上に載せいている。ブレギン博士は「これは本当に深刻なことで、誇張は何一つない。ほとんど誰もこの件について知らないし、ごく少数の人がこの2、3日話題にし始めた程度だ」と書いている。
今年の1月18日に、アメリカの代表は、WHOがどこの国においても緊急事態を宣言できるように、WHOのトップの権限を大幅に拡大する修正案を提出した。その緊急事態の宣言は、WHO事務局長一人の単なる懸念によって行われるのかもしれないし、WHO事務局長はなんら説明義務も持たないし、緊急事態を宣言することを正当化する必要もない。事前に対象国に相談する必要さえない。
この新たな改正案はアメリカから権限を奪い、WHOに与えるものだ。新たなWHOの権限はテドロス事務局長に与えられる。彼一人の決定でWHOの全権が行使されるのだ。
これらの権限は、対象国に対して、IMF、世界銀行、国連、国際農業協会、国際原子力発電協会が強権を行使することを可能にする。なぜなら、新しい改正案の下では、対象国はWHOに対して反論し疑問を呈する法的手段を持たないからである。
公衆衛生上の緊急事態の定義が広範で曖昧なので、WHOの事務局長は理論的には普通のインフルエンザの発生に対しても、「公衆衛生上の緊急事態への懸念」を表明することができる。
ブレギン博士は、これはWHOに力が与えられたのではなく、WHOをコントロールするオリガルヒに巨大な権限が与えられたのだと書いている。これは悪のエリートによる、我々へのクーデーターなのだ。
ブレギン博士は、「これは深刻な権力の掌握だ。WHOはただの召使いにすぎない。世界の捕食者と中国共産党のようなマフィアのボスによる権力の掌握だ」と説明している。
ブレギン博士は、「世界の捕食者(Global Predators)」をダボス会議、世界経済フォーラム、中国共産党と定義している。
「この本(「The Global Predators: We Are the Prey」)に詳しく書いています。どのようにWHOがビル・ゲイツやクラウス・シュワブ、中国共産党によって運営されているか。運営者にはビックテックや巨大企業、巨大銀行も含まれます。彼らは中国が軍事的・経済的に世界で力を持つことを期待しています。そこにはビル・ゲイツやマイク・ブルームバーグのようなアメリカ人も含まれるでしょう。彼らは親中です。これらを裏付ける多くの文書がありますが、結論に気がつくのは恐ろしいことでした」
ブレギン博士は、これらの世界の捕食者は、世界の大衆を支配するために中国が全体主義的な手段を使って世界を乗っ取ることを期待していると説明する。
対象国は、WHOが決定したどんな措置にも反対する法的手段を持たない。理論的には、WHOの気まぐれで、対象国は、その国の憲法や権利章典がどのようなものであろうと、WHOの命令に従うことを強制される。それに加えて、WHOはWHO版の真理省(訳注:何が正しくて何が間違っているか決める省)の設立を計画している(米国ではDHS:Disinformation Governing Boardとして知られるものだ)。私たちは350年前の権利章典登場前の時代に逆戻りしようとしている。私たちは苦労して獲得した言論の自由を手放そうとしている。
コロナ対策として行われた反民主主義的な行為には限りがなかった。ニュージーランドで高齢者の頭が殴られ、オタワで身体障害者が踏みつけられ、オーストラリアでは法を守っていた市民が収容所に入れられた。
もしこれらを人権侵害だと思うなら、テドロスのようなマルクス主義者に無制限の権力を与える改正案は、さらにひどい世界への扉を開くことになるだろう。
ブレギン博士が指摘するように、トランプ前大統領がアメリカのWHOへの貢献を減少させた後、ビル・ゲイツが2.5億ドルをWHOに拠出したのには理由がある。ビル・ゲイツは何か見返りを求めていたのだ。そしてそれは自由で健康な世界ではなかった。
ことによると、新しい世界秩序においては、ビル・ゲイツが補佐官であるテドロスを介して、ロックダウンや逮捕、命令によって世界を牛耳るかもしれない。これにはインフォームド・コンセント無しのワクチン強制も含まれるだろう。だからロー対ウェイド裁判(訳注:中絶を合法とするか非合法とするかが争われた裁判)を非合法化することが最大の敵だと感じるなら、もう一度よく考えてほしい。
新世界秩序のもとでは、女性の選択権(中絶するか否か)どころか、医療上の決定について我々は何も口出しできなくなるのだ。代わりに、スターリンが優しい人に見えるようなレベルで、WHOを通してビル・ゲイツやクラウス・シュワブや世界経済フォーラムが世界を支配するのだ。
ブレギン博士はこの件が2022年5月22日のWHOで採決されることを指摘している。EU27カ国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、中南米諸国を含む47カ国が圧倒的な支持をしていることから、撤回されることは不可能に近い。6ヶ月以内に加盟国194カ国の過半数が支持を撤回すれば、改正案は撤回されるという規定もあるが、これが起こる確率も低いだろう。
これとグレートリセットを止めるための最善の手段は、バイデン政権にこれを止めるように圧力をかけるため、アメリカ国民が大規模な抗議行動をすることだろう。しかし、リークされた最高裁判決、粉ミルクの不足、ウクライナ紛争などの問題が目くらましとなっている。バイデン、ビル・ゲイツ、シュワブらは国民がこの問題に気づかないことを望んでいる。
そう、第三次世界大戦は秘密裏に進行中であり、我々の自由が天秤にかけられた状態で、アポマトックスの戦い(訳注:南北戦争の勝敗を分けた最終盤の戦い)はすでに戦われているのだ。
敵は奇襲、秘密裏に行うこと、迅速に行うことという点で優勢だが、一方で私たちは数の上で優位に立つことができる。我々のほうが敵より数が多いので、声を上げる必要がある。今こそこの問題を共有し、議員にアメリカがこのWHOの腐敗した改正案から手を引くように圧力をかけなければならない。協調された圧倒的な数の大衆による反対だけがこの動きを止めることができる。あと7日しか無い(訳注:この記事は5月15日にアップロードされた)。だから、ブレギン博士やロバート・マローン博士、その他1.7万人のこの改正に反対の医師や科学者の集団に加わってほしい。
(後略)
パンデミック条約の批准は止められそうもない。現実的な回避手段は、WHOからの脱退だろう。