都道府県別のデータで見ても2022年2月の死亡者数は多い!?(随時更新)

先日、主に政令指定都市のデータを使って、2022年2月の死亡者数が例年の2月の死亡者数と比較して多いことを示した。

2022年2月の政令指定都市の死者数はとても多かった(コロナワクチンブースター本格化月)

各都道府県も同様に毎月の人口動態を発表しているので、そちらをまとめて2022年2月の死亡者数を例年の2月の死亡者数と比較してみた。

データはまだ完全には集まっていないが、集まった分を下表に示す。

都道府県別 2月の死亡者数比較(過去4年)

令和元年 令和2年 令和3年 令和4年
2019年 2020年 2021年 2022年 前年比
岩手県 1,497 1,396 1,464 1,552 +6.0%
宮城県 2,051 2,030 2,102 2,319 +10.3%
秋田県 1,271 1,235 1,294 1,294 +0%
山形県 1,300 1,246 1,283 1,383 +7.7%
福島県 2,239 2,119 2,097 2,216 +5.6%
茨城県 3,022 2,857 2,856 3,128 +9.5%
栃木県 1,965 1,822 1,897 2,134 +12.4%
群馬県 1,995 1,942 2,041 2,213 +13.2%
埼玉県 6,121 5,680 6,331 7,029 +11.0%
千葉県 5,471 5,003 5,568 6,467 +16.1%
東京都 11,112 12,150 +9.3%
神奈川県 7,409 6,955 7,743 8,507 +9.8%
新潟県 2,635 2,339 2,582 2,683 +3.9%
富山県 1,140 1,105 1,097 1,234 +12.4%
石川県 1,107 1,069 1,055 1,224 +16.0%
福井県 801 763 785 875 +11.4%
山梨県 833 809 838 978 +16.7%
長野県 2,270 2,164 2,193 2,303 +5.0%
静岡県 3,701 3,611 3,489 4,176 +19.6%
三重県 1,768 1,724 1,765 2,018 +14.3%
滋賀県 1,165 1,048 1,129 1,268 +12.3%
京都府 2,326 2,232 2,360 2,924 +23.8%
大阪府 7,795 7,590 8,051 9,978 +23.9%
兵庫県 5,087 4,783 5,151 6,056 +17.5%
奈良県 1,247 1,238 1,303 1,527 +17.1%
鳥取県 640 608 578 704 +21.7%
島根県 763 825 844 911 +7.9%
岡山県 1,952 1,799 1,839 2,215 +20.4%
広島県 2,648 2,494 2,667 3,062 +14.8%
山口県 1,715 1,572 1,638 1,745 +6.5%
徳島県 785 867 840 897 +6.7%
香川県 1,057 1,079 1,047 1,174 +12.1%
愛媛県 1,633 1,551 1,578 1,693 +7.2%
高知県 873 893 828 963 +16.3%
福岡県 4,617 4,469 4,630 5,338 +15.2%
佐賀県 870 893 828 963 +16.3%
長崎県 1,478 1,523 1,416 1,693 +19.5%
熊本県 1,807 1,774 1,809 2,117 +17.0%
大分県 1,240 1,169 1,216 1,314 +8.0%
宮崎県 1,169 1,170 1,176 1,364 +15.9%
鹿児島県 1,818 1,889 1,739 2,042 +17.4%
101,991 115,746 +13.4%

※まだデータが揃っていないところは、北海道、青森県、岐阜県、愛知県、和歌山県、沖縄県。

※確定数字に関してはこちら↓

2月の人口動態統計速報が出た!死亡者数は+16.4%の増加

2022年2月の死亡者数は13万人超と予想

下表は、人口動態統計速報による各月の死亡者数である。

各都道府県の死亡者の合計がおおまかに前年比で+13%だったので、2022年の死亡者数は13万人を超えてくるのではないだろうか。

令和2(2020) 令和3(2021) 前年比 令和4(2022) 前年比
1月 132,622 140,844 +6.1% 143,992 +2.2%
2月 117,010 118,984 +1.6% 130,000超(予想)  
3月 119,161 123,579 +3.7%
4月 113,362 118,169 +4.2%
5月 108,380 118,634 +9.4%
6月 100,423 108,734 +8.2%
7月 104,849 112,222 +7.0%
8月 111,591 117,804 +5.5%
9月 107,468 115,706 +7.6%
10月 118,038 120,781 +2.3%
11月 118,455 122,806 +3.6%
12月 133,185 134,026 +0.6%

2022年3月の死亡者データについてはこちら↓

2022年3月の政令指定都市等の死亡者数【随時更新】

コメント

  1. 小原 より:

    「都道府県別のデータで見ても2022年2月の死亡者数は多い!?(随時更新)」の記事を読ませていただきました。とても参考になるデータ資料と思います。
    去年の7月に厚生労働省が出した人口動態統計(2021年5月)の死亡者数が世間で話題になったときから、ときどき、私個人で各県の月別人口動態を集計していましたが、どうしても厚生労働省発表人口動態統計値と合致しません。
    本記事に掲載されている令和2年の合計83117人、令和3年の合計86715人(それぞれ東京都のデータは除きました。)で、3598人(+4.3%)の増加となります。しかし、厚生労働省の2月の死者数は、令和2年117010人、令和3年118984人であり、1974人(+1.7%)の増加となっています。
    データが揃っていない、北海道、青森県、岐阜県、愛知県、三重県、和歌山県、広島県、沖縄県、東京都で合計1624人減少しているのなら整合しますが、そのようなことは考えにくいと思います。
    各県の人口動態統計と厚生労働省の人口動態統計で、取りまとめ方の違いがあるのでしょうか?
    各県の人口動態統計から導き出された+4.3%が厚生労働省人口動態統計では+1.7%であることから、令和2年と令和3年のデータから考えると、令和4年に増加が見込まれる+13.4%の約4割(+1.7%÷4.3%)の+5.4%程度の増加(約6425人)になるのかもしれません。
    国土交通省でもありましたが、厚生労働省でもデータの改ざんに手を染めていないことを願います。

  2. nextir35 より:

    小原様
    コメントありがとうございます。厚生労働省のデータの出し方については、厚生労働省に聞くのが一番かと思います。都道府県によっては、各月の死亡者数をすぐには出していない県もあり、各都道府県の合計と厚生労働省の数値が一致するかしないかは私にはわかりかねる状態です。
    和歌山県は自然増減(出生-死亡)の内訳がありませんでした。

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